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 ノルマが辛い…。

 五月から二か月間、我が勤め先のガソリンスタンドではワイパーキャンペーンが行われている。案の定というか私にはワイパーをお客さんにお勧めして販売する、似非営業のようなことをやらされている。目標本数は50本。当然のように先輩社員たちと同じ目標数である。新入社員という言い訳を使ってはダメだろうか?


 現在の販売本数は13本。24日現在、このペースではとてもではないが目標に到達することは叶わない。のだが、いかんせんこういうものは苦手で順調にはいかないのだ。私がどちらかといえば人と関わることが苦手なのはなんとなく伝わっていると思う。そんな私にこんな営業みたいなことをしろというのだから勘弁してほしい。しかし転職せずにこの仕事を続けるのなら将来的に営業をしなければならないのはほぼ確定なのだ。それにこういったテクニックはどんな職種でも将来的に必要になってくるものだから、なんとかしてものにしたいものだ。

 アルバイトの面白いオジサンがいるのだが、彼はまあ売るのが上手だ。見ていて思うのだが、どんな人相手にも上手に相手の内側に入り込んでいく。確かに話していて面白いし、アルバイトの中では一番頼りになる人だと感じている。なぜこのような人がアルバイトに収まっているのかわからないが、歳をくえば誰でもあれぐらいできるようになるのか? 悲しいことに話すことが苦手な自分の父を見ているとそうは思わない。なにより、あの話下手な店長を見ていると。

 販売をしていて思ったのが、とにかく笑顔で元気よくいくことが大切だということだ。断る人もこってが馬鹿みたいに笑っているとなんとなしに笑ってくれる。しかしながら元気な声で元気にふるまうというのはかなり体力を消費するのだ。そして断られ続けると元気に振る舞うだけの元気がなくなってくる。そこをどうにか、気合で乗り切っていきたいものだ。

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