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chatAIが騒がれて久しいが、実際に有効に使ったことはなかったといえる。しかし昨日、初めてその機会が訪れた。
話としては、CSVとして出力されたエクセルファイルの請求書をもとに、経理が用意した形式に自動で入力される仕組みを作って欲しいとのことだった。ボタンを一つ押せば分かりやすいように請求書の金額が打ち込まれるようにしなければならない。
最初は計算式とマクロの記録を使って無理やり作ったのだが、まあ当然ながらできたのは粗雑なものだ。一応形としては正しい計算を出力するのだが、情報が完全にセルの位置に紐づいているので、表示される順番が変わる、契約を減らす、あるいは増やすということがあると機能しなくなってしまう。
そこでchatGPTを思い出したのだが、こいついつの間にこんな無能になったのか。無論、有料版を使えば圧倒的な性能なのだろうが、無料版だととんでもないポンコツになっていた。あれじゃあお話にならない。
そこでBingAIを試してみることにしたのだ。マイクロソフトが提供している検索機能を持つＡＩで、誰でも無料で使うことができる。結果からいってしまえば、大変素晴らしいものだということがわかった。ぶっちゃけ私はVBAの知識はほぼゼロなのだが、エクセルでこういうことをしたいというのをしっかり伝えれば全部やってくれる。本当にすごい。
私のやりかたは、自動化してほしい作業をひとつずつお願いして作ってもらった。どのシートから、どのセルから、そういった細かい要望ももちろん聞いてくれる。最後にいままで作ったものをくっつけてもらう。そうしたら自動化マクロが完成しているのだ。すごすぎでしょ。今まで散々すごいとは聞いていたが、実体験してみるまでそのすごさを理解できていなかった。おかげでもうマクロについて勉強する気にもならない。だってAIがやったほうが早くて正確なのだから。いってしまえばこっちでやるのは要件定義とかの上流作業だけで、下の作業は全部AIに任せられる。
プログラミングの勉強をするより。AIを上手に使うためのプログラミング知識を勉強するのがこれから大事になってくると思う。あの作業だって本来私が一から勉強しながらやっていたら、一週間かかりきりでもできたかどうか怪しい。
