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今年も春のボカコレがやってきている。どれくらい素晴らしい曲に出会えるのか今から楽しみである。曲を聞きながらこの日記を書いているが、さっそく良い曲を一つ見つけてしまった。素晴らしい。
初音ミクはもちろん好きなのだが、元気な曲でいえば小春六花がイチオシだ。人間っぽい声質とメリハリのある元気な声が特徴的だ。音声ソフトの中では非常に聞き取りやすく、知らない人が聞けば肉声との違いに気づけない。ボカロが苦手な人にも聞きやすい音だろう。
元気がでる曲といえば小春六花と音街ウナと私の中のイメージがある。音街ウナは女子小学生をイメージキャラクターにした可愛らしくも元気が溢れるボイスをしている。元気が出る曲も多いが、それ以上にかわいさに重きを置いた曲が多いイメージがある。exボイスがとんでもない数あるので、それを合いの手のように使っていることが多い。加えて、浜松のキャラクターでもある。頭にオタマンボウという名のでかいうなぎ?の帽子をかぶっている。小春六花ともども、トークもできるので劇場などでも見かけるからイメージをつかみやすい。
音街ウナとセットにされがちなのが東北きりたんだ。昨今YouTubeでなぜか人気沸騰中のずんだもんと同じ東北家のキャラクターである。私が唯一持っているボイスロイドだ。ボイスロイドとしてはとにかく使いやすいらしい。それとは別でAIきりたんという歌唱ソフトがあって、それが最初にでてきたときはかなりの衝撃を受けた。無料の歌唱ソフトでありながらほぼ調整なしで肉声のようにきれいに歌い上げるのだ。音声ソフトもついにここまできたかという感じがした。これからはAIきりたんの覇権の時代がきた。
と、思っていただが、意外とそうはならなかったのだ。むしろその次に人気になったのがflowerや可不という、実に機械っぽいかすれた音を出す音楽ソフトだったのだ。圧倒的に人気になったのはシャルルだ。ボカロがこれほどまでに人気になるのはなかなか珍しい。悲しいのは多くの人が原曲ではなくカバーしか聞いていないだろうということだが。
そんなわけでAIきりたんは意外なほどに誰にも使われていない。無料なのでおふざけ動画とかで歌わされていることがあるが、普通の曲ではあまり見かけないのだ。
歌唱ソフトも探せばキリがないくらいある。実際のところ、私も知らないソフトはけっこうある。私が最近注目しているのは知声というソフトだ。大人っぽい機械音声というイメージだろうか。
機械っぽい声が受け入れられはじめているからか、昔のソフトが復活してきたりする。足立レイや重音テトはもはやロボット音声というぐらいに機械感が強いが、それらも最近見かける機会が増えた気がする。かなり根強い人気があるのだろう。
結局私は初音ミクが一番好きなのだが、自分に合う音声ソフトを探すというのもなかなか一興ではないだろうか。




