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髪型にはその人に似あうものがあるという伝説を聞いたことあるだろうか? 真偽は定かではないが、その噂は信憑性の高いものであるらしく大手動画サイトYouTubeにおいても、自分に似合う髪型というのが紹介されていた。
男性の顔には四つのタイプがある。キュート、クール、フェミニン、フレッシュ。これら四つの項目に大まかに分けられている。どうやら私はフェミニンという分類になるらしい。フェミニンの特徴は色気があることで、それを最大限活かすことが肝要であるのだとか。長い髪に緩いパーマが似合うらしい。うせやろ?
自分の岩のような顔面を見つめてもどうにもそのイメージは出てこない。少なくとも、「色気」という言葉から遥か離れた場所にあるように思えてならない。ただこの分野に関しては、本当に手探りで進むしかない。しばらく髪を伸ばして、その色気とやらが出る方法を探してみよう。無論、服もそれに合わせたものにしなければなるまい。これほど情報が転がっている時代に、今までお洒落について学んでこなかったというのは逆にすごいことではないだろうか。
そんなわけがあるか。そんな有様だったから彼女の一人できたことないのだ。情けないことこのうえない。
本社で様子を見て問題なさそうなら、少し髪も染めてみたいものだ。派手に染めるつもりはないが、少し茶髪っぽくしてみたくはある。なんかそっちのほうがお洒落に気を使っている感がでそうだし。
あと自分の好きなコンテンツについても少し考えなおす必要があるかもしれない。少なくともゲームとニコニコ動画しか趣味が語れないというのはあまりに範囲が狭すぎる。変化を続けるつもりなら、自分の根本から変えられるような人間でなければなるまい。
あと眉も整えることにした。髪は少し時間がかかりそうなので。東京で良さそうな美容院を見つけることにしよう。さすがに千円カットは卒業しなくては。
自分では最低限邪魔な眉を整えたりはしていたが、調べてみたら全くダメだ。今の眉で整えたと考えていたのが恥ずかしいレベルだ。なので今アマゾンで必要な道具を買っておいた。明日か明後日には届くと思う。
ネックレスとピアスは既に届いていた。次に出かけるときはつけてみようと思う。というかピアスもネックレスもつけるのけっこう難しい。つけるのにものすごく手間取った。お洒落な置き場があればいいのだが、あいにくとそんなものはないのでテキトウにぶら下げている状態だ。そういった小物入れとかこじゃれたものも新居では揃えていきたい。




