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 風には自由と冒険が似合う。

 FF3の最初のクリスタルも、ブレイブリーデフォルトの最初のクリスタルと巫女も、原神の最初の街も、物語の始まりは風と共にあった。私にとって冒険という言葉を聞いて最初に思い描くのは、小高い草原の丘を仲間と共に駆け抜ける姿だ。私たちの進む道へと気持ちの良い風が吹いていて、故郷の想いと新たなすべての出会いへの期待を風に乗せて運んでいく。


 最近小説の練習というわけではないが、とても王道的な小説を書いてみようかなという気分になっている。勇者が魔王を倒しに行くという、ドラゴンクエストをほとんどパクったものだ。思うに私は自分の書きたい展開ばかり書こうとしているから、物語の進め方がわからなくなり、プロットさえまともにできていないのではないかと思う。いっそのことストーリーは用意されているものを使って、ほんのちょっとだけアレンジを加えながら物語を一つ作り上げてみるというのはどうだろうか。

 小説を書く練習にもなるし、もしからしたらその中で作りたい展開がでてくるかもしれない。というわけで今プロットを考えよう。


 主人公は異世界転移した高校二年生、元気と勇気が取り柄の好青年だ。誰かが困っていると放っておけない系主人公である。彼は道路に飛び出してしまった少女を庇ってトラックにひかれてしまう。そのまま消えてしまうはずの魂だったが、その勇気と優しを見込た異世界の女神が彼の魂を拾い上げ勇者として召喚する。

 目を覚ました彼が見たのは、半壊した古い遺跡と、風の吹き抜ける広い草原だった。空腹に倒れてしまった彼が出会ったのは動物と話すことができる不思議な少女。彼女の助けを借りて近くの街でなんとか一息つくことができる。彼はそこで冒険者として生きる道を選んだ。

 そうしてこの世界に馴染み始めたころ、魔王軍の噂を耳にする。どうやら魔界に住む魔物たちがこちらの世界に進軍して、四つの「世界の心」を奪おうとしているらしい。既に水の心は魔王の手に墜ち、今風の心を手に入れようとこの国に向かっているらしい。

 そして主人公は依頼の途中で魔王の先遣隊と戦うことになり、その渦中で魔王軍との闘争に巻き込まれていく。


 という物語だ。最初はこんなものでいいだろう。この後の展開も明日考えてみよう。

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