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 昨日は大学生のころの友人と一緒に飯にいった。私の中の唯一の女友達だ。あわよくばという思いがないわけではないが、現在はオシピと進行中であるらしい。その愚痴を聞かされる私の気持ちよ。意見を求められても彼女の一人もいたことのない私には何とも答えようがない。

 まあこういう風に女の子と二人で飯にいけるだけでも貴重な経験だ。私にとっては。今さらだが絶賛彼氏と進行中なのに他の男と二人で飯にいってよかったのか? これは私の恋愛観があまりにもピュアピュアすぎるだけなのか。多分それぐらい普通のことなのかもしれない。


 その子は介護士をしているのだが、ちょうど今日で辞めるらしい。一月からは別の場所に就職がきまっているのだとか。本人はかなりやる気だったので良いことだが、話を聞いている感じかなり大変そうで不安になる。一人で客先常駐のQAであるらしい。研修らしい研修もなく、いきなり客先でのOJT。正直かなーり辛いんじゃないかと思っているし、危ない会社じゃないかとも疑っている。ホームページだけは立派だったが。

 やることとしてはバグ発見とかがメインになるのだろうか。楽そうに聞こえるが、単純にあるとどうかの分からない正解を探し続ける作業みたいなのをするのではないかと思う。それで見つからず、いざ何かの段階でバグが残っていたりすると、責められたりしそうだ。考えるだけで憂鬱になりそうだ。それでも頑張ればスキルアップにはつながるかもしれない。決して楽観できるようなものではないが。

 でもよく考えたら一年半以上介護をやってきた人だ。かなり心は強いのかもしれない。求められる精神的負荷はかなり違うが。


 それはそうと実家に帰ってきてもやることがないので暇だ。飯の準備や掃除がないので逆に家より暇かもしれない。そんなこと言ってる暇があったらたまには親孝行するのもよいだろう。ちょっと家の掃除でもしてみようか。

 掃除をするときに困るのが、捨てていいかどうか分からないものがあることだ。私の親はけっこう物を大事にするタイプなので、明らかに使わないようなものでもしっかり保存していたりする。物を大切にするという考え方は、戦後が近い世代ほど浸透しているらしい。

 悩んでいても仕方あるまい。とりあえずできるところから掃除してみようか。

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