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22 12/10


 昨日仕事が終わって帰ってきたら体調がよろしくない。すこしすれば治るだろうと高を括っていたいのだが、シャワーを浴びても息が苦しく。頭がぼーっとしてくる。さすがにこれで夜を過ごすのはヤバいかもしれないと思い、車に乗って夜間救急にいった。

 PCRの検査では陰性だったので、おそらく喘息の発作だろうとのこと。喘息なんて久しぶりに出た気がするが、こんなに苦しいものだったか。どうも血中の酸素濃度がだいぶ低下していたらしく、車で運転したのはかなり危なかったかもしれない。実際、かなりぼーっとしており、細く息を吸いながらなんとか病院にたどり着いたのだ。

 最初に計ったときは81とかであった。正常値が95-100であり、95を下回るとちょっと危ないらしい。それって俺は大丈夫だったのか? しかも病院についてからだいぶ落ち着いていたので、運転中はさらに低かったように思える。血中の酸素濃度が低いとあのように頭がぼーっとするわけだ。幸いにも酸素を吸わわせてもうらうと、93ぐらいまで回復した。

 ところがここからが問題だ。てっきり私はありがとうございましたと帰ろうと思っていたのだが、大学病院のほうにいってくれと言われてしまう。しかもまだ酸素濃度が低いので車を運転してはいけないという話だ。じゃあタクシーか代行でいきますと伝えると、それは他人だからダメとのこと。家族や知り合いを呼ぶか、救急車で運んでもらうかといわれてしまった。

 さすがにこんなしょうもないことに救急車を呼ぶのは申し訳ない。しかし仕事が遅かったこともあり、その時の時間は24時であった。こんな時間に知り合いを呼びつけるのもかなり忍びない。だが苦渋の決断で後輩に電話してみると、幸いにも快諾してくれた。本当に感謝しかない。マジで。

 そのあと大学病院にいったわけだが、血を抜かれたり点滴を打たれたりして、なんでこんな大事にならなきゃあかんのかと。しかし医者である以上何かあってはいけないからそのように検査するのだろう。一時間ぐらいそうやっていて解放されて結果は特に問題ないというものだ。知ってた。そのころにはもうだいぶ元気だったし。

 それよりも点滴外すときのほうがくらっときた。ああいうの想像すると弱いのだ。貧血をおこしてしまう。


 それで結局解放されたのは3時前くらいであった。付き添ってくれた後輩にはマジで感謝しかない。今度何かうまい物でもおごることにする。自分の車は夜間病院に置きっぱなしなのでこのあと取りにいかなければならない。面倒だが、まあしょうがない。嫌なことはさっさと済ませることにしよう。

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