22 10/22
今日店の前で事故があった。私は途中からしか見ていなかったが、けっこう派手にやっていたようだ。交差点で四台が絡まる事故である。幸いにも大きなけがをした人はいなかったようだ。私も普段は気を付けて運転しているのだが、どうしても気が緩むときというのはある。
今のはちょっと危なかったなと感じることがあったら、自分をビンタすることにしている。果たしてどれほどの効果があるのかは分からないが、やらないよりはいいのではないか。危なかったという出来事に対して、ただ漫然と危なかったという感想を持ってもすぐに忘れてしまう。痛みと共にその出来事をすりこんでいけば、普通より運転のさいに安全を意識できるようになると思う。思うだけでデータはない。
無印でインテリアフレグランスというのを買っているという話を前にしたのだが、これどうも部屋が冷えているとちゃんと香りがでないみたいだ。エアコンをいれたら夏でもまったくでなかったので、空気の流動の関係かなとか思っていたが、この時期になってきてエアコンを入れていないのに全然香りがしないことに気付いた。なんだそりゃ。
残念ながらもう買うことはないだろう。暑い場所でしか香らない芳香剤とか嫌すぎる。どれだけ良い香りでも暑けりゃ気分はよくならない。今使っているのがなくなったら捨てよう。
そういえば公募を出したみたいな話をしていたが、早ければ年明けには東京にいくことになるそうだ。最短で4月だと思っていたので想像よりかなり早い転勤となるかもしれない。会ってみた感じ落ちそうな気配はなかったので、これで晴れて本社に転勤となるわけである。
別に本社にいったから給料が上がるとか、エリートコースの軌道に乗れるとか、そういうわけではない。悲しいことにそういうわけではないのだ。むしろ出世を狙うならこのままスタンドマンやって営業に出たほうが狙える。少なくとも試験に受かったのが私だけなのだから、今のところ同期の中ではトップを走っているわけだ。それを手放してしまうのはちょっと残念な気がするが、でもいいか。私のことだから出世の途中で飽きたとか言い出しそうだし。
いつかジジイになったとき、この日記を見返したいものだ。一番古くてもまだ二年前。もうそんなにというべきか、まだそれだけというべきか。
でも自分という特別だけど普通だと思っていた存在が、こうやってやはり普通に歳を重ねていくことに奇妙なものを感じる。私はヒーローにもならないし、世界を巻き込む騒動にも巻き込まれない。当然のように生きて、当然のように死ぬのだ。なんだかおかしな話である。だって私にとってこの世界は私なしには存在しないというのに、この世界は私を優遇したりしないのだ。それが不満に思えるし、だからこそ良いのだとも思える。いつか死ぬとき、きっとこの日記を読み返してみよう。
願わくばそのときまで、変わらず綴り続けてほしいものだ。




