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法律というのにも、いろんな形がある。確か世界で最初の明文法はハンムラビ法典であったはずだ。「目には目を、歯には歯を」という文言は誰しも耳にしたことがあるだろう。異世界の法律を考えるにあたり、その性格といか、性質に注目する必要があると思う。例えば日本は民主主義である、その主権は国民にある、らしいよ。最近の統一教会の話題を見ていると、逆に民主主義らしいというか、その歪みをまざまざと見せつけられている気がするが。この話題は面倒そうなのでやめておこう。
それでいうと、異世界の国家というと、だいたい王様や帝王がいるものだ。一番多いパターンでいうと、王様を中心とした貴族たちの協議制といった感じだろうか。法の発令などの直接的な権利は王に集中しているが、法令の発案等は大貴族たちが中心になって進めていくというパターンだ。貴族と王の権力の塩梅というのはまちまちだが、どちらかといえば貴族の権力が大きいというパターンが多い、気がする。そのほうが国が揺らぎやすいので、展開を作りやすいのかもしれない。
FF14でいうと、ウルダハのナナモ女王がいらっしゃるが、実質的に国を動かす権力は砂蠍衆という商人連合に握られていた。それはウルダハという国がまさに商売で生きている国であるからだろう。国の体制というのは、その国の有様で変わってくるものだ。それは逆とも考えられるが、そんなのは卵鶏理論になってしまう。
改めて法律を作成する国の性質を見直してみよう。以前どっかのタイミングで紹介したやつだ。
人類と魔境の間にある、フロントライン。
多国間の緩衝地帯に位置する街であり、犯罪者たちが落ち延びる。
主な産業は魔物の素材となる。
輸入のメインは食料。
古き王がいるが、直接統治に関わることはほとんどないため、実質的には各組織の長が互いを牽制しながらルールを敷いている。
ではそれぞれの組織を考えていきたい。
古き狩人たちが治める「狩人協会」
魔物狩りが中心となるこの街において、最も権力のある組織だ。かつてまだ魔物狩りの手法が確立していない時代、古き狩人たちは最も原始的な手段を選んだ。すなわち、獲物を手に正面化から魔物と殺し合いを演じたのだ。生き残る者はほとんどなかったが、今も生きる彼らは狡猾さと残忍さ、そして何より実力を持っているだろう。
と筆が乗ってきたが、ちょっと時間がないので仕事にいかなければ。続きはまた考えよう。




