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 アセクシャルという性的指向が存在するらしい。今日解説動画でみた。

 LGBTQIAのAがアセクシャルであるらしい。とうとう呪文じみてきたな。レズビアン、ゲイ、バイ、トランス、クイア、クエスチョニング、インターセックス、アセクシャルとなるらしい。

 LGBTまでは知っていたが、それ以降は寡聞にして知らず、クエスチョニングは自分がどちらの性か迷っている人間であるらしい。インターセックスとは性分化疾患というものらしい。

 性分化疾患? 調べてみたがいまいちわかり難い。男の子が中学生になったらなぜか女性のように胸が膨らんできたみたいなものだろうか? 多感な時期にそういったデリケートな問題と向き合わされるというのは、かなり地獄だな。人によってはそれが原因でいじめにあい、不登校や自殺を考えるかもしれない。


 さて、肝心のアセクシャルだが、これは無性愛者のことをいうらしい。ふーん、とか思って聞いていたのだが、なんか聞いているうちに思い当たることがそこそこあってビビっている。

 お前しょちゅう自慰に励んでいるだろ、という声が聞こえてきそうだが、そういうわけではない。聞きたくないかもしれないが、私の自慰行為のオカズは創作物であることが多い。同人誌、ノクターンノベルズ、同人音声。この三つがメインで、エロ動画を見たのはずいぶんと前である気がする。でも思い返したらVRのエロ動画で抜いてたわ、やっぱマジョリティだった。


 とはいわずもう少し話を進めてみようではないか。つまるところ私の性欲が向く対象たというのはアダルトコンテンツ、つまり元よりただ性欲を解消するためのものなのだ。性欲を女性に向けるというより、女性という性欲を解消するための象徴的なコンテンツに向けているといえる。


 といっても、やはり皆そのようなものではないのか? 私の周りな健全な草食系ばかりであったので、あまり下に関わる話をしてこなかった。


 もう一つ、懸念すべきことは人を好きになったことがあるか? という点だ。そう聞かれたら、多分あると答えてしまう。なぜ多分かというと、本当にあの感情が好きというものに当てはまるのかがわからないからだ。

 少なくとも物語でよく語られるような、胸が苦しくなる、その人のことばかり考えてしまう、みたいな体験はない。なんなら夢に好きでもなんでもないクラスメートが出てくることの方が多かった気がする。起きてから「なんであいつが?」みたいになっていたし。もしかして気づいてないだけで恋していた?

 冗談は置いといて、私がいう好きな人というのは、あの人かわいいな、と気になるぐらいのものだった。当然臆病な私がリスクを冒して告白などするはずもなく、彼女らとは特に関わる機会もなく学生生活は終わりを迎えた。

 しかし、やはり今時の若者はみんなそんなものな気もする。私の環境がおかしいのかは分からないが、誰かと付き合っているという人は本当に少なかった。


 そして一番の問題は、彼女が欲しいと言いつつ、その目的がコンプレックスの解消という点だろう。正直性的なものは何も期待していない。先輩と風俗に二回いったが、どちらもまったく気持ちよくなかった。申し訳ないから頑張っていったぐらいだ。それ以来一度も言っていない。誰かの付き合いでもないかぎり、これからも行く機会はないだろう。


 うーん、正直なところまだなんとも言えないな。それに最近はそういった謎の病名とか、性的マイノリティが増えすぎて、もはやマイノリティというよりマジョリティの違いを細分化して浮き彫りにしているだけのような気がする。

 アセクシャルだからどうというわけでもないし、これに答えを見つける必要はないのだ。性的指向なんてのは百人いれば百人違う。そういうものだろう。

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