22 6/22
今日は夕方からの仕事だ。なのでずっと眠っていた。爆睡である。いっかい八時に後輩から電話がかかってきたので目が覚めたのだが。何かしら喫緊の事態なのかとも思ったが、別にたいしたことではなかった。そんなことで電話してこないでほしい。と言いたいが、私も先輩に今思えばしょうもないことで助けを求めていたので文句は言えまい。
それはそうと、私の上司と後輩の関係がよろしくない。端的に言えば仲が悪い。まだ直接どうこうというわけではないのだが、お互いになんとなくその気配を察しているだろう。上司は後輩君のことを自分勝手で面倒なヤツと思っているようだ。その子はなんというか、色々と不器用な子なのだ。忙しいときにやりたいことをやって上手くいかず助けを求めたり、そもそも仕事を覚えるのが普通の人よりも遅い。短気な人ならこれだけで嫌いになるのかもしれない。あとコミュニケーションに難がある。人と話せないというわけではない。ただ自分のことを話過ぎてしまうのだ。
例えばちょっとした世間話をしていたとする。話の中に物が出てくるのは往々にしてあることだ。彼は博識なので、その物や、特に物を作っている会社などについてよく知っている。そのことを自分でもわかっているのか、そういったうんちくを突然に語りだす。人によっては楽しめるのかもしれないが、基本的には別に面白い話ではないだろう。ただ本人はそういったことについて調べるのが好きなので、もしかしたら皆好きな話題だと思って話しているのかもしれない。私などは歳がそう大きく離れているわけでもないので、はえー、そうなのかー、と言って聞き流せるし、あんまし気にならないものだ。気にならないとは言うが、それでもまたかとは思ってしまう。これが十以上年下のやつにうんちくを語られるとなると、まあなんだこいつはとなっていることだろう。普通逆だよね。上司が解説してたら「あ、これ前に聞いたわ」ってことでも「はー、すっごい」と言っとくものだ。彼はぜったい逆にマウントを取りにいくな。
逆に後輩は上司のことを無能な人間だと思っているみたいだ。自分と似ている部分が嫌いなので、同族嫌悪の状態なのかもしれない。別に無能というわけではないと思うのだが、あの人は全部自分でため込んでやろうとしているように思える。その結果毎日のようにサビ残をしているので、そりゃあよくなくないか? と私も思う。店長からも私からも仕事渡してくださいと言っているのだが、それでもすごいサビ残するのだ。サビ残好きなのかな?ってぐらいしている。好きなのかもしれない。そして今の若者が嫌いなワードがサビ残である。彼ももちろん嫌いだ。
そんなわけで間に挟まれた私は彼らの関係を上手につないでいかなければなるまい。無理なんだが? しかしこういった問題はどこの職場にいっても起こりうる問題なのだろう。逆に今までが平和過ぎたのかもしれない。練習だと思って頑張ろうか。
こういった場合関係が破綻しないように上手くとりなすのがよいのか、食事などに誘って強引に縁をつくるのがよいものか。悩みどころである。




