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新しい設定について考えている。名を「星蜘の秘術」という。セイチと読むべきか、ホシグモとするべきかはまだ決まっていない。エルデンリングの影響だ。あのゲーム、輝石の魔術だったり、カーリアだったり、なんか他にも黄金律とか炎のやつとか、なんか色々な派閥の魔法的要素があるのだ。それで自分もなんか魔法派閥を作ってみたくなったのである。
星蜘蛛というのは結構前に考えた設定のモンスターである。空に浮かぶ星の一つ一つが巨大な蜘蛛であり、彼らが結ぶ糸が星座を象る。想像で描かれる星座ではなく、実在する星座だ。そこに規則性を見出すのは現実の星よりも複雑だろうが、それらを読み解くことでなんか未来が読み解けたりするのかもしれない。まあ今回考えた設定にそんな要素はないが。
星蜘の秘術は一部の女性にのみ伝わるものである。彼女らは集団として組織的に存在しているというより、方々に散り、まるで選ばれたかのごとくその秘術を自然と身につけている。なぜなら星蜘蛛は織結ぶ月の女神の子供たちであり、彼女らは差別され、虐げられる女性の運命に力を貸す。
彼女らは一般に特別な立ち位置にいるわけではない。主婦であり、少女であり、シスターであったり娼婦であったりするだろう。しかし理不尽な力に押しつぶされる女性ののもとへと星座の糸を辿り、彼女らに力を貸す。
肝心の魔法については実はあまり決まっていない。あまり攻撃性のあるものではないだろう。やはり女性や蜘蛛という要素を考えると絡め手的な魔法だろうか。その五指を使い星座を描き組み合わせることで、その星座の持つ意味に類推する力を操る。ただどのような星座があるかというのは、またなにかと考えねばなるまい。主な黄道十二星座を作り、それに付き従うような細かな星座を作っていこうか。また実際に魔法としての効果がどのようなものかも考えなければ。
また、彼女らは糸文字という女性にしか理解できないあやとり文字を使える。それは織物という女性の仕事の裏で彼女らが自然と身に着けた、力であるかもしれない。今のところ有効な活用法がわからないのだが。要は異世界で神に選ばれた女性活動家のみが操ることができる、実態なき秘密結社の秘術なのだ。レジスタンス的な要素が好きなので、そういう設定にした。




