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昨日は疲れてしまっていたのか、小学生よりも早い時間には床について就寝していた。しかし小学生の頃は早くに寝てもしっかり朝まで眠っていたものだが、今では六時間と経たずに勝手に目が覚めてしまいもう一度寝付くことができない。なのでこうして思い出したように日記を書くこととしたのだ。
朝といえば私は早朝の空気が好きだ。あの薄ぼんやりとした空色に、世界の営みがまだ始まっていないような静かな町。ときおり聞こえる配達や道路のエンジン音を聞くとこの時間下において意識のあるものが私だけではないことを思い出し安心する。まるで秘密を共有するように、私は彼らに勝手に仲間意識を抱いているのだ。
まあこれは早朝という時間帯が短いことに加え、普段から起きていないものだから単純に物珍しさを感じているだけなのだろう。新鮮な経験とは前にもいったが、それだけわくわくするものなのだ。
それはさておき、人がいないというのは良い。早朝でも真夜中でも、人がいないというのは実に気持ちがよいものだ。私は誰に見とがめられることもなくスキップしながら道路の真ん中を歩くことができるし、自分の好きな歌を熱唱することだってできる。私は夕飯を食べた後は散歩に出かけることが多いのだが、それは歌を歌うのが目的だ。海岸沿いの人のいない道を歩きながら、自分の好きな曲を熱唱するのである。私は比較的音程をとるのが苦手な人間ではあるが、それでも歌うことは好きだし上手に歌えたらよいと練習することもある。もちろんそんな姿を見られるのは恥ずかしいので、極力人のいない場所にいくわけだ。
何度か、夜の海にいったこともある。初めて夜の海にいったときはたいそう恐ろしかったものだ。暗い海というのはまるで大きな化け物がとぐろを巻いているようであり、明かりがほとんどないため打ち寄せる波の音がどこまで私に這いよってきているのかわからなかったのだ。大きいというのはそれだけで偉大で恐ろしい。しかしながら人間は順応する生き物であるから、今では夜の海にでむいたところで人のいない丁度よい場所だとしか思わない。まあたまにカップルや釣り人がいるのだが。
そうそう、私がなぜ昨日は疲れてしまったのかを話そうと思っていたのだ。私がスイッチを買ったのは小存じのとおりであろうが、私は加えてリングフィットというかの有名な健康ゲームを買ったのだ。これがまたなかなかに辛くて、いまもおしり周りに筋肉痛を感じている状態だ。私はなにかと飽きっぽい性分なので、ぜひともこのゲームをとおして健康な肉体を手に入れたいものだ。




