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 電車の領収書をもらってくるの忘れた。こういうの店長はうるさいので、後日のことを考えるとちょっと憂鬱だ。だが今回は私が悪いことは間違いないので、平身低頭で平謝りするしかあるまい。

 せっかく研修にいったので、明日からはできればまた意識高い系に意識を切り替えていければよいのだが。実家に二日泊まっただけでそのときの頑張ろう的なものはどこかにいってしまった。


 帰省した際にまた昔馴染みにあってきた。そのときにまたなろうについていろいろと語り合ってきたので、小説についての意気込みは少し上がっている。私は物語を語るよりも、設定を語るほうが好きなのかもしれない。

 小説の何に興奮するかというと、胸熱な展開もそうだが、異世界特有の異文化とかも大好きだ。その地域特有の文化、風習、なにより街並み。以前裏路地が好きだと話したが、それはその混沌とした造りやその場で実用性を求めた配置が生活感を感じるからだ。生活というのは文化の代表だ。その地域特有の事象に対応するために、人々はそれらの事象とうまく共生する手段を生活の中に取り入れている。

 例えば、砂漠のほうには面白い壺があったらしい。水を入れておくと部屋が涼しくなるというものだ。そんな魔法のようなアイテムがあるのかと思うのだが、人類の知恵というのは偉大なものであったらしい。詳しい原理はあまり覚えていないが、確かその壺は水が染みこみやすいつくりになっていて、それらが気化することで温度を下げるという仕組みであったと思う。水が漏れださずしみこむという塩梅がなかなか難しそうだが、天才的な発想に違いない。気化の際に温度が下がるということに気づく時点で天才だと思うが。人の汗を応用して、物も汗をかかせたらいいのではとか思ったのだろうか。

 しかし、そんなことを知らなければ一家に一台あるこの壺を見て、水瓶か?と思うことかもしれない。にしては飲み水として使わないな? とか。そういうのが好きなのだ。用途の分からない道具や配管、謎の植木鉢。


 というわけで諦めて設定だけぼちぼち作ることにした。モンスター、魔法武具、異世界の気候、病気、民謡。そういったものを無秩序に作っていこうと思う。

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