22 2/21
昨日はついうっかり忘れてしまった。まったく先が思いやられるスタートである。というわけで昨日の出来事について今日したためることでその穴埋めとしよう。
昨日は久方ぶりに昔なじみの友人と会った。彼は小学生のころからの縁であり、いまだにこうやって連絡をとっていることはなかなかたいしたことだと思う。特に私は他人に興味がないので、クラスメート、部活の同輩といった関係が断たれてしまえば、たいていそのまま疎遠になっていくのだ。少なくとも私自身から声をかけ、久しぶり遊ぼうかといった具合になることはない。
しかしながら小学生からの縁というのは私自身やはり思い入れがあるのだろうか、昨日も夕飯を食べにいかないかと誘ったのは私からであった。というより、彼らから誘いを受けた記憶がない。馴染みというのは二人いるのだが、彼らはそろって家に無限といることを苦にしない人種であるから私が誘わないかぎり縁もなくなりそうな気がする。
残念なことに一人とはもう幾ばくか連絡をとっていない。彼は一人でいることが好きな性分なのか、それとも私を疎ましく思う何かがあったのか、私の誘いを面倒くさそうにしていることがままあった。
そして私も短気な性分であるから、なんとかとりつけた約束の日にため息を吐きながら現れる彼を見ては、こいつはもう誘うまい、と心に刻むのだ。だがまあ、それでも友人として大切に思っていることは変わりあるまい。互いに会えば不快になるなら、しばらく距離を置くのもよいだろう。
しかし問題なのは親ぐるみでの付き合いがあることだろうか。私が彼を誘わないと、何で誘わないの? と親に問い詰められるので少し心苦しい。まるで私が悪者にでもなった気分だ。嫌がられているのに誘い続けるというのは果たして良いことだろうか、漫画とかだとそういう美談はよくあるが現実だとあまりよいことには思えないが。なにより、私はひねくれた一人の人間で嫌われている相手にポジティブであり続けるというのは難しいことだ。
実はもう一人の幼馴染にも問題がある。それは働く気がないということだ。アルバイトでもなんでもいいから、彼にはぜひとも働いてほしい。彼の家庭は一人っ子でそれなりに甘やかしているのか、このままではニートまっしぐらだ。今はそれでいいかもしれないが、将来的な不安がぬぐい切れない。30になってアルバイト経験もないとなると、短期派遣ぐらいしか雇用してくれる場所はなくなるのではないだろうか。
彼の親ももうすぐ退職し、息子を養う金は少なくなるだろう。少しずつでいいから、自立の道を歩んでほしいものだ。また誘いをかけて、アルバイトへのアプローチをかけてみようか。
君には私がここで日記を書いていることを言ったことがあるので、もしかしたらこの駄文を眺めているかもしれない。もしそうなら、働くことについて前向きに考えてみてほしい。君が声をかけてくれれば、私は喜んで手を貸すのだから。