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第1章

第1話〘 異世界転生?! 〙


 私は細草来海(ほそくさ くるみ)。現在、中学3年生。学力は普通よりもちょっと出来るくらい、運動神経も普通よりある、そんな感じの何に関してもちょっと出来る女の子。

 私はいつものように下校をしていたある日、『ちょっと』おかしな事が起こった。突然、目の前の空間が裂けたのだ。そう、私の『ちょっと』は普通の人の『ちょっと』とは違うのだ。そして抵抗する隙もなくその中へ吸い込まれていった。


        暗転


「うぅ…だ、だレ?」

「おお、起きましたか。私は天人です。プライバシーの関係で名前は伏せますが」

「・・・」

「・・・」

「そうですか、そして何故私はここに呼び出されたのですか?」

「驚かないんですね」

「まぁ、想定内ですから」

「そうですか、では本題に入りましょう。貴女をここに連れてきた理由ですが………御遊びです…神様の」

「まぁ、大丈夫です。私もこういうの興味ありましたし」

「そう言って頂けると幸いです」

「ところで、転生者特典とかないんですか?」

「ええ、勿論御座いますよ。どのような物が良いか言ってくだされば、大抵のことは致します」

「じゃあ、普通でお願いします!」

「普通、ですか…」

「はい、何でもちょっと出来るってつまらないので」

「わかりました。では、転生処理を始めます。良き人生を…」


        暗転


第1話 異世界転生?! [完]


         ✧  ✧  ✧


第2話〘 仲間 〙


「お姉ちゃん、お姉ちゃん、お~き~て~!」

「ん~、まだ寝かせてよお~」

「今日からハンター学校でしょ!」

(ん~?はんたー?)

『あ!!そうだった!』(私、転生したんだ!)


         ✲   ✲


「じゃあ、いってきますー」

私の家はクレレアル国の小さな町,カルネリア,という町にあるので、貴族の方々が行くような[学校]では無いのである。まあ、街の中では裕福な方ではあるが。そして、何かが私の周りずっと飛んでいる虫の様な生命体が気になってしょうがない。

[虫じゃないわよ!]

「しゃ、喋った!」

[そりゃそうでしょ!]

「え、この世界では虫も喋るの?!」

[だから、私は虫じゃなくて、妖精なの!妖精!]

「こっちでは妖精もいるんですか!」

[貴女本当に何も聞いてないのね]

「何をですか?」

[まあいいわ、私が教えてあげる。こっちの世界の貴女の記憶はあるわよね]

「はい、ありますけど」

[なら、それがこの世界についてよ。ただ、貴女に1つ教えるとすれば、貴女の能力はある方よりちょっと大きいくらいってことぐらいね]

「え、なんで、私、能力は普通でって言ったのに…なんで!」

[それは、天人様もおっしゃっていた通り、神様の御遊びです。そして、その能力なんだけど、遊んでいる時の神様よりもちょっと大きいっていう感じで…]

「嘘だ!」

[いや、嘘言ってどうすんの。ていうか早く学校行きましょ]

「あ、はい…」

(そういえば、脳内で会話って出来るのかな?)

[はい、勿論!あ、あと私の声は周りの皆さんには聞こえてませんから]

(あ~、そういうのもあるんだ~、じゃあ気を取り直して学校行きますか!)

[はい!]


         ✲   ✲


「ええと、205号室です。良いスクールライフを!」

「ありがとうございます!」

「え~と205、2~0~5~号室~は~っと。ここか~」

 ガチャ

「こんにちは~」

「あら、貴女もここなの?」

「あっはい!ええと~」

「私はローラ・メイガス・ラヴァンスよ。ローラって呼んで、魔術師志望ね」

「私はリリー・プリンサード、魔術師志望ですリリーでいいです。よろしくお願いします」

「私はクレアラシル・ヴァージンガー、騎士の家の出だクレアと呼んでくれ。剣士志望だ」

「で、貴女は?」

「ええと、私はアr」

キーン、コーン、カーン、コーン…

「あら、もう時間ですか」

「じゃあまた後で、色々と話そう」

「先に広場に行ってるわね。」

(あ~行っちゃったー。色々としりたかったのにな~。まぁ、終わってからの楽しみにしておこう)


         ✲   ✲


  ~広場~

「では、これから個人の能力を見ていく。まずは、魔法からだ、剣士志望の魔法が使えない奴も一応やってみろ。そして、的はあれだ、壊れても変えは沢山あるから全力で打ってくれ。じゃあ、1番から!」

(みんな凄いな~。私まだ魔法なんて使ったことないけど大丈夫かな?)

[大丈夫です!私がサポートしますから!]

(ありがとう。そういえば、貴女のことなんて呼べばいい?)

[決めて頂いても結構ですよ]

(う~ん、じゃあ、バタフリーから取って、バターちゃんで!)

[ありがとうございます!名前を頂けるなんて光栄です!あっ、次ですよ!]

「次ー、17番、アレン・クレバー」

「はい!」

(そう、言い忘れていたけど、私はクレバー家の次女、アレンなのだ)

「あの~、本当に全力で打ってもいいんですか?」

「あぁ、勿論だ」

「じゃあ、遠慮なく。ブルーブレス!」

ボォウ、ドカーン

プシュー………

「「「えぇー!!!!!」」」

「い、今の魔法はなんだ!」

「炎系魔法ですけど…」

「炎系の魔法が青くなるなど聞いたことないぞ!ど   こで覚えたんだ!」

「え、ええと~」

[あの~、この世界には不完全燃焼という概念が無いんですよ]

(え、そうだったんだ!じゃあ~)

「じ、自分で考えました!」

  じ~~

(え、もしかして疑われてる?!)

[その様ですね]

「(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…」


         ✲   ✲

「次は、剣技だ。トーナメント戦で行うから、順番を見といてくれ。じゃあ、1組目から!」

「はい!」

(あ、クレアさんだ。やっぱりカッコイイな~。まあ、クレアさんは女性だけど)

「よろしくお願いします!」

「ちっ、こんな雑魚じゃ話にならねえな。一瞬で片付けてやるよ。オラー!」

「剣を持つものとして、恥を知れ!」

(あ、クレアさんおこった)

キンキンキン、ガシャ、ドス!

「勝者、クレレアル・ヴァージンガー」

「おおー」

「うぅ、つ、強え」

「次!アレン・クレバーとピーター・フラウガス」

「「はい!」」

「お願いします!」

「よろしくお願いします!」

「とりゃーおりゃーどりゃー」

キンキンキン、

「ぜ、全然当たんねぇ」

「次はこっちから行きます! 居合!一輝映光!」

シュン!……

パキ、カジャン

「うおおおおぉ!」

「勝者、アレン・クレバー!」

「うぅ、ぐは…」

「え、ぇぇええ、気絶してるー!」

「アレン、彼を医療室へ連れて行ってくれ」

「は、はい!」


         ✲   ✲


「もしもーし。きこえますかー?うーん、返事がないただの屍のようだ」

「死んでねーよ!」

「わあ、ビックリしたー!」

「す、すまん…。そういえば、さっきの技ってどうやったんだ?」

「教えられません!」

「ちょっとだけでも~」

「ダメなものはダメです!」

「あ、はい…」


         ✲   ✲


何やかんやで、現在尋問″されている″途中………

「って、なんで私は尋問されなきゃ行けないんですか!」

「でも、さっき教えてくれるっていったじゃない」

「うぅ、」

「私達も教えたんだから、良いじゃないか」

「分かりました。あまり、自分について話すのは好きではないのですが」

「そんなこと言ったら聞きにくくなるでしょ!」

「す、すみません!」

「まぁまぁ、ではお願い致します」

「はい、改めましてアレン・クレバーです。魔法戦士志望です。」

「え!魔法戦士って、伝説の勇者のメンバーにいたサーランス団長の?!」

「サーラン…って誰ですか?」

「知らないんですか!3大英雄の1人ですよ!」

「え、そうなんですか?」

「あぁ、魔法剣士は稀に見るが、魔法戦士は彼1人だけだ」

「その、魔法戦士と魔法剣士の違いってなんなんですか?」

「魔法戦士は魔法と剣を駆使して戦うのだが、魔法剣士は魔法は魔法、剣術は剣術としてそれぞれ単体でしか使えないものっていう感じかな」

「へ~、そうなんですか~」

「あの、良ければだが、明日休みだし技を見せてくれないか?」

「うーん、では、条件付きでなら良いですが」

「条件ってなによ」

「この学校を卒業したら、皆んなでハンターのチームを作りましょう!」

「何言ってるの、当たり前でしょ」

「え?」

「勿論、私もです」

「私もだ」

「こ、これからもよろしくお願いします!」

 

第2話 仲間 [完]

この作品を読んで頂きありがとうございました。まだこの作品は始まったばかりで、ごく普通の異世界物なのですが、これからもっと盛り上げて行きたいと思っています!これからは、この後書きももっと増やしていきたいです。この作品を読んでくださった方々、本当にありがとうございました!それでは、次回があると願って…

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