1/1
プロローグ
「僕は魔法使いです。あなたの願いをなんでも叶えます」
じゃあ、セックスさせてくれんのかよ。
「・・・、構いませんよ」
短く息を吐いて、美しい少年はそういった。
白い肌、耳の上の部分が赤く染まっている。
「!・・・心の声を読むな」
「分かりました」
「・・・」
「・・・」
「静かですね。僕は今まで心の声を読み取って生きてきましたから、世界はこんなにも静かなのですね」
変な奴を拾っちまったな。
これは、俺と魔法少年との話。
魔法使いも魔女も魔法少女もあるのに魔法少年って聞かないなぁって思ったので書きました。
小説って人が出るなぁ。
引くほど人がにじみ出てて自分の底の浅さを知る。
私は魔法が好きなんですねきっと。
現実に魔法があったらとよく考えます。