プロローグ A
この小説は、腐向けです。
実際のクラスメイト、団体、などなどとは関係ありません。
俺と梅は、小学校が一緒だった。
でも、小学校から仲がよかったわけじゃない。
仲良くなったのは中学にあがってからだ。
中学に入って、同じクラスになり、それから部活も同じになった。
席も近かったから、すぐよくつるむようになった。
梅は、とにかく変なやつだった。
自信家で、毒舌で、そのくせ子供のように無邪気で、寂しがり屋だった。
中二にあがってもよくつるんだし、休日もよく一緒に出かけた。
隣の席の子に、よく「付き合ってんの?」とからかわれたりもした。
「そんなわけないだろ」と否定するも、自分でもよく分からなくなっていた。
俺は、梅が好きなんだろうか?
でも、男同士で恋愛なんて考えられない。
隣の席の子は男同士の恋愛を時折絵に描いてるのは見るが、それはファンタジーだと思っていた。
だから、自分に「梅とは友達なんだ。」と言い聞かせてきた。
だって、いつか気持ちが抑えきれなくなって、梅を傷つけるのが怖かったから。
実際にいる友達をモデルに書いてます。
「俺」は次のプロローグで名前が出てきます~
もちろん、本名じゃないですよ。