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「神ゲー」はなぜ安くなったのか? ――人気YouTuberの倫理と信頼の現在地――

掲載日:2026/03/25

 最近、「神ゲー」という言葉のインフレがひどい。

 昔は年に一本あるかどうかの称号だったのに、今では週替わりで量産されている。


 しかもこれ、ここ1〜2年で明らかに加速している気がする。

 気のせいじゃない。完全に「供給過多」だ。


 発売前から人気YouTuberたちが並んでこう言う。


「これはマジで神作」

「絶対買え!」


 ──いや待て。

 深夜の通販でもそこまで言い切らんぞ (゜∀゜)


 包丁ですら「トマトがスーッと切れる!」止まりなのに、ゲームになると急に人生レベルで推してくる。


 ……なんでだ!?


 理由はシンプルである。

 だいたい「お仕事」だからだ。


 企業は初動で開発費をより多く回収したい。

 YouTuberは美味しい案件と再生数が欲しい。

 視聴者は強い言葉に弱い。


 ここに最近はさらにもう一つ加わった。


 アルゴリズムが「強い言葉」を勝たせるようになったことだ。


 「良ゲーかも」では伸びない。

 「神作」とかじゃないと再生されないのだ。


 その結果どうなるか。


 市場には、神ゲーじゃないと“存在できない世界”ができあがる (`・ω・´)


 ここまで来ると、もう評価ではないだろう。


 とりあえず「神」って言っとけ。

 サムネに「神作確定」って書いとけ。

 それで再生数が回るから、誰もやめない。


 多くの人は、一応ルール違反はしていない。

 本人も「面白いと思った」と言えば嘘じゃない。


 つまりグレーぽいが全部合法。

 でも、なんか信用が減っていく。


 なぜか?

 それは「友達のおすすめ」に見えるからだ。


 テレビCMなら広告だと分かる。

 でもYouTubeは違う。

 雑談のテンションで「これ神」と言われると、つい信じる。


 特に判断力の弱い若い層は、ほぼノーガードだ。


 ……で、買う。


 遊ぶ。

 ……あれ? これって「クソゲー」or「普通」じゃね (。´・ω・)?



 ここでやっと気づく。


「神作って、こんなに軽かったっけ?」


 問題はここからだ。

 このズレは一回では終わらない。


 繰り返されるたびに、

 「神ゲー」という言葉の価値が削れていく。


 信用って一気に壊れない。

 毎ターンダメージの毒みたいに減る。


 そしてある日こうなる。


「また神って言ってるよこの人」


 ここまで来ると、もう逆効果だ。

 本当に神ゲーでも、疑われる。

 むしろ言えば言うほど怪しくなる。



 結局いちばん損してるのは誰か。


  本当の「神ゲーム」をきちんと作った会社だ ( ˘ω˘ )


 「神ゲー」が増えすぎた結果、もはや「神」という言葉そのものが価値の急落を起こした。

 皮肉な話だが、今の時代に信用できるレビューは、どれだか皆目見当もつかない (´@ω@`)




◇◇創作背景◇◇


 最近「紅の砂漠」と言うゲームがリリースされた。

 開発期間7年という大作だ。

 私は以前「黒い砂漠」というゲームの課金ユーザーであったため、非常に興味を持った。


 だが、事前に多くのユーチューバー達が「神作!」「絶対買うべき!」と過剰にレビューしていたため、発売と同時に、期待外れ感などが大きく出てしまい、開発元の株価は発売日にマイナス40%という大暴落を引き起こしてしまう。


挿絵(By みてみん)



現在、SF戦記「星間覇道  ――没落貴族と女海賊、銀河帝位争乱記――」を連載中です~♪

良かったら読みに来てやってください (*´▽`*)

https://ncode.syosetu.com/n1244lk/

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― 新着の感想 ―
神は死んだ(ニーチェ)
プロ野球でも毎年十年に一人の怪物が入団してくるとか。
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