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94話 火力コンビの本領発揮


◇◇◇◇◇



「大丈夫でしょうか?

お二人共…強すぎる故…

被害が外にまで及べば…」



再び仔猫のような姿になった

オセは、リーンの肩で

心配そうに二人を伺うが…


リーンは二人の考えを察知し、

その口角を上げる。



「心配ない。

なんだかんだ、あの二人の

息はぴったりだからな」



ーー黒域空間ーー



フィアロアは呪文を巨大人形へ

向けて発動する。


巨大人形を覆うように

漆黒のエネルギーは広がる。


巨大人形は剣で闇を斬りつけ、

腕から火の玉を発射するも…

覆った闇から攻撃は貫通しないようだ。



「よし!僕の番だな!!」



イルはペンダントを使う。

光の圧風が白金の髪を靡かせ、

青年イルは輝く光速剣で

その闇ごと巨大人形を斬りつける。


本来、イルの一撃は

山脈をも消滅させるほどの

威力だが…

この闇で覆われた空間の外へは

イルの攻撃は及んでいない。


ただ、闇の空間内の人形だけが…

無残に破壊されていた。


そして、闇の空間は

徐々に小さくなり人形ごと閉じていく。


やがで、パチンと爆ぜ消える。



「ふう、何とかなったか」



すでに、元の小太りに戻った

イルが剣を鞘に収める。



「儂の魔法のお陰じゃな」 



フィアロアも同じく老人に…



「良くやった、二人共」



珍しく褒め言葉を伝え、

リーンは巨大人形の居なくなった

空間を見渡す。


二人の機転が功を奏し、

地下深いこの空間が

無事だったのは良かったが…


それにしても、

ドューイが無駄に隠し部屋を

作り、守護人形まで置く訳がないと思った。



「ここには…何があるのだ」 



壁を見ていれば、

少し違和感のある箇所を見つけた。

探れば、案の定スイッチがあり…



「おお!また隠し部屋か!」


「まったく…ドューイの奴め、

何を隠しているのかのぅ」



イルとフィアロアも

興味津々で部屋へ入る。



◇◇◇◇◇


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