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93話 ドューイの迷宮へ再び行く羽目に


◇◇◇◇◇



「おお!おお!勇者の皆さま!

よくいらっしゃいました!」



ドワーフ族の若い衆は

大抵、王都の復旧へ

出向いた為、現在集落に

残っている者は、年老いた

奥方や、子供達だけだったが…


それでも、リーン達を大歓迎してくれた。


急ぐからと、一度は断ったものの

結局、馳走を頂く事になり…

地図の件も快く対応してくれた。



「それと…

ドューイの保管庫を

もう少し見ておきたいのだが…

良いだろうか?」



リーンはドワーフの奥方に

断りを入れ、

暫しの休憩後に再度探索に出向く。



「ま、二回目だから余裕だよねー!」



一行は難なく迷路を進む。


初めて入ったオセだけは、

物珍し気な様子だったが。



「あの人形…まだ落とし穴にハマっとるわ」



保管庫最後の間では…

アイテムを守護していた

人形が、以前フィアロアの

作った落とし穴にハマったまま

ジタバタとしていた。


「ふむ…

巨大絆創膏?

…と、"ダンジョンからカエレル君"

これも持っていくか」



なんだかんだ、

リーンは楽しそうに物色していたが…


フィアロアが暇つぶしに

宝箱の空箱の底を

覗くと、ボタンのような突起を見つけた。



「なんじゃ?コレは?」



おもむろに、押してみれば…

フィアロアの立っていた場所に突如穴が空く。



「ふぉぉ⁈ 」



突然の事で対処もできぬ

フィアロアはそのまま穴へ落ちていく。



「フィアロア!!」

「フィアロア様ぁぁ!!」

「む⁈ 」



三人はすぐにフィアロアの異変に気付く。



◇◇◇



真っ先にフィアロアを追って

穴に飛び込んだのはイルだった。



「フィアロア!!」



続いてオセ。

リーンも冷静に周囲を確認した

うえで穴へ入る。


穴は…まるで滑り台のような

形状だった。


滑り降りた先には…

やはり空間が広がっており…



「大丈夫か?フィアロア!」


「うむ…じゃが…」



フィアロアを起こしたイルは、

その空間に仁王立ちする

巨大な人形に気付いた。



「また人形?

やけに巨大だな?」



最後に降り立ったリーンも

見上げる巨大人形に驚く。


すると…



『ガガ…ガ…侵入者発見!

直チニ排除スル…』



人形から警告音声が出た直後、

その腕から発射された火の玉が

一行を襲う。



「うわ⁈ 危な!!

ドューイの奴…なんて人形

作ってんだよ!」



イルは、フィアロアを

抱えながら、ギリギリ避け

ペンダントを使おうとするが…



「イル!

ここは地下だ!

今、キサマの攻撃で地盤沈下でも

起こしたら大変だぞ!」



リーンに止められ、困り顔になる。


人形は更に、背から

光線状の剣を取り出し、襲いかかる。



「うぐっ…きゃぁぁ!」


オセは、

人形の振う剣を止めようとするも…

ドューイ作の人形は強力で

力負けし、吹き飛ばされる。



「無事か?」


「は、はい…すみません!」



フィアロアは…そんな状況を

分析し、打開策を考える。



「オセ…すまぬが

また…エネルギーをくれぬか?」


「もちろんです!」



とはいえ、オセはまだ

完全復活とはいえない状態だった。

貯蓄エネルギーは…

半分ほどしか貯まっていない。


リーンは、そんな懸念を

目でフィアロアに伝えるが…

フィアロアは自身ありげに頷く。



「儂の魔法一回分で充分じゃ

おい!イル!合わせていくぞ!」



フィアロアは、オセから

エネルギーを吸収する。

その老人の体が

発光した後、黒髪の青年が現れる。



ーー闇の帳、時の間の創造者よ、

贄と引き換えに、漆黒の域を

顕現せよーー



「!」



イルはフィアロアの詠唱を聞き納得する。



「ああ、その手か!

なるほど…それなら!」



◇◇◇◇◇


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