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83話 リーンに怒られる二人
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フィアロアは頭突きされた
頭に手をやりながら落下する。
とうとう、オセから吸収した
エネルギーが切れてしまい、
浮遊術の効果も失せてしまったようだ。
落下しながら、老人の姿に
変わってゆく。
同時にペンダントの効果で
前世の力を蘇らせたイルも、
効果が切れフィアロアと同じに
小太りな豚(誰が豚だ!)
に、戻り地面へ落ちていく。
高さはさほど無かった為か
二人共、落下によるダメージは
ないようだが…
二人が待ち受けていたのは…
「バカ者共が!」
リーンによる
杖(物理)のダメージだった。
頭にタンコブを生やした二人は
大人しくリーンの前に並ぶ。
「キサマらの攻撃で派生した
爆風で新興勢力の輩共が
吹き飛んでしまったではないか!」
周囲を見れば…
先ほどまで、リーンを拘束していた
輩や、元副軍士長なる者が
いないようだ。
「逃げたんでなく?」
イルがキョロキョロ辺りを
見渡すが…
「いや、吹き飛んで行った。
大怪我は免れなそうだったがな」
まあ…自業自得か?
何はともあれ…
王宮に侵入する危険が
減ったのなら良い。
「後で探しだして…捕縛せねばな」
大怪我を負っていようが
今回の件で犯した罪は重罪だ。
しっかり、けじめを付けなければ
ならないだろう。




