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7話 聖女のその後



◇◇◇◇◇



「リーン様?おーい?起きてください!

リーン様ー!」



誰の声だ?

俺…いや、我の…この世界での名を呼ぶのは?


ああ、そうか…

我は夢を見ていたのだ、過去の出来事を。



そうだった。

我は…

前世は異世界の人間で…

49歳のおっさんだったけな。


色々あって、

堕天してこの世界へ降りて来て…

聖女として、成長し…

更に気が遠くなる時を経て…


今…ここにいるんだったな。


魔王の呪により闇落ちした仲間を止める為、

自分の全ての魔力を注ぎ、仲間を封じた。


そして我も全ての聖女としての魔力を失い、

無能術者と言われるようになった…


今は…

瀕死で逃亡した魔王の行方を追い

旅をしているんだっけ。



この、目の前のこの小太りな少年は…



我の大事な仲間の一人、光の剣士だ。


最近になって封印から復活したが…

彼も故あって、今は苦労している。



「リーン様!

さぁ、起きてください

今日もダンジョン行きますよ!」



未だ、魔王討伐も仲間全員の復活も

できていない。



それでも、諦める訳にはいかないよな

この世界を破滅から守る為に!




ベッドから勢いよく起き上がる、

その反動で胸が揺れる。

未だ慣れてはいない、女の身体。


目の前の少年イルが

目のやりどころに困っているみたいだ。


さすがにランニングシャツにトランクスは

まずいか?


我…聖女は

カリスマというパッシブスキルを持っていて

一般的な人間よりも、ずっと

周囲から魅力的に見られるらしい。


長い、生糸のようにキラキラと虹に輝く

銀髪をかき上げる。

雪のように白く透明感のある肌と、

見た者を吸い寄せるような、琥珀色の瞳…


…まぁ、我ながら美少女だとは思うが。


(中身おっさんなんだけどな?

戦場で血と泥と硝煙に塗れた汚い髭面の中年が中身なのだが…)


まぁ、この事は秘めておこう、うん。

決して説明が複雑で面倒な訳ではない!




さぁ、今日も異世界生活頑張るか!



◇◇◇◇◇


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