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51話 クソ根暗キモオタドューイ


◇◇◇◇◇



集落とは少し距離を取った

通路の先に、

保管庫への扉が一行を待ち受けていた。



「こちらです…

では、どうぞお気をつけて」



扉は金属で出来ているらしく、

重厚で、飾りもドワーフ製らしく

華やかで精緻だった。


扉の中心部分には

何か溝のような物があり…

恐らく、これが鍵となるのだろう。


この扉の感じ…

リーンの前世の世界であった、

オートロックの扉を思わせた。



『そういえば昔…ドューイにそんな話し

をした事があったっけ』



リーンの話しを受け…ドューイが

オートロックを再現して作ってみたのかも

しれないな…

と、リーンは懐かしそうにその扉を触る。



「何か差し込む感じじゃのう?」



フィアロアも興味津々とばかりに

扉を注視している。



「うむ、横に薄く溝が彫ってあるな」


「これって…

カードを差し込むんじゃない?

ほら…あれ!」

 


リーンもすぐに思い当たる。

懐から虹色に輝くそれを取り出す。



「タグプレートが鍵か…」



なるほど…

これが鍵なら、他の者は

開けることはできまい。


この虹色のタグプレートは

勇者にしか与えられてない

特別製なのだから…



「ドューイの物作り…

錬金術といったか?

これ程の細工を作れるとは、

既に変態の域じゃのう」


フィアロアの言葉の意味は…

貶しているというよりは、

むしろ褒めている分類なのだろう。


分かりづらい褒め言葉に

リーンとイルは苦笑いしながらも、

保管庫へは問題なく入れた、

…と、安堵しそうになったが…


金属製の扉をタグプレートで

開け、中へ入ると…

目の前には再び扉が…


そして、

その扉の中央には看板が…


【ここからが〜!保管庫へ続く試練本番〜!

仕掛けを解けるのはリーン様マニアだけ!

解けないようじゃ、リーン様を愛する資格なし笑】


…と、書かれていた。 



「な、な!!アイツ!!」

「クソじゃの…あの根暗オタク」



仲間がここへ来る事を

見越してか…

挑発的な文章が残されていたのであった。



◇◇◇◇◇


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