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49話 リーン達ピンチ⁈ ヤバいのか⁈


◇◇◇◇◇



「おめさん達!

長老も話し聞いてくれるらしから、

こっち、来んべ」



ドワーフの男に呼ばれ、

三人は中央のベンチへ向かう。



「よお、来なすった!

見れば、この地方のお方じゃ

ないらしいの?

さて、ここへ用事とは?」



長老らしきドワーフは

穏やかに三人を歓迎してくれた。


腹を空かしたイルの為に

食事や飲み物も用意してくれ、

旅人には、かなり寛容に

接してくれるらしかった。


その厚意に感謝しつつ…

リーンは単刀直入に話しを切り出す。



「我の名はリーンだ。

故あり…八〇〇年前の同胞、

ドューイのアイテムを譲り受けに来た」



リーンが静かにそう言った途端…


和やかに微笑んで

三人を囲んでいたドワーフ達の

顔色が変わった。


空気がピーンと、

張り詰める音がするくらい静まりかえる。



「な、な、な…なんだと??」



長老の細く垂れ下がっていた

目がカッと見開かれ、

ワナワナと口元が震えている。



「…え??

ちょ…僕ら、なんか…ヤバかった⁈」



イルはドワーフらの

尋常でない様子に焦り始める。

長老は鬼の形相のまま

立ち上がり、腕を上げる。



「者共ぉ!!出合えぇい!!」



どうやら長老は仲間を呼んだらしい。

更に事態は深刻と化していく。


あの好々爺とした雰囲気だった、

ドワーフ長老とは思えない…

ドスの効いた声…ドワーフらの形相…


ドロドロと戦太鼓を叩くように

地面に足音を響かせ、


四方の通路から

続々と恰幅の良いドワーフ達が集まる…


コレ…ピンチじゃないか?

青ざめながらも、

出された肉を手放すことはない

イルだが…



瞬間、

凄い速さで長老が三人の前に出た!



◇◇◇◇◇


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