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4話 元傭兵、聖女を肉体改造する



◇◇◇◇◇



「試してみるか」



前世…ゲリラ戦では、森に潜伏してる時、

猪や熊を襲い、食料にしていた。

経験はあるし、俺に恐怖は無かった。


そこらに落ちていた木の棒を武器に

背後から猪を襲う。



「えい!」



渾身の力を込めて猪の頭部へ棒を

打ちつけたが…


ブォーンッッ⁈


猪はさしてダメージを喰らっている訳でも

無いらしく…むしろ怒りに駆られ

俺に反射的に頭突きを仕掛けてきた。



「うわぁ⁈」



思考の中では、機敏に回避をイメージして

いたのだが…この体は反応できないでいた。


痛みと同時に体が宙を舞う。


体が地面へ叩き付けられるタイミングで

猪の追加攻撃…鋭い牙が俺の体を突く。


失敗だな…レベル1の非力な肉体では

猪に敵わないか…


幾度か牙に刺され、猪は怒りを鎮め去って

行った。


悲惨な状況だ…

世界へ降り立った直後に瀕死になるとは。


肉体のあちこちから血が溢れ出る。



「これ…やっぱり死ぬんじゃないか?」



何が不老不死だ?

どう見ても痛いし、大ダメージを喰らってる


前世では訓練を積み、痛みにも

耐性はあるのだが…

出血のせいで意識が薄れていく。



「また天界へ逆戻りか?」



意識が途絶えそうになったが…

不意に傷口が狭まっている事に気付く。


即座にではない。徐々に…だ。


痛みに苦しむこと一時間程か?

傷口は塞がり、立ち上がることができた。



「なるほど…不老不死…」



寿命が無いだけでなく…

ダメージも治っていくのは有り難いが…

痛みは普通にあるのが辛い。


とはいえ、これで多少の無茶は可能な訳だ。


レベル1のこの肉体…

腕力などの物理攻撃には向かないようだ。


スキルを見ても、どうやら攻撃魔法は

使えないようだし…

中々単独行動をするには難儀な身体だ。



「先ずは鍛えて…

仲間を探す旅に出るのに、耐えられるように

しないとな」



不幸でしか無かった前世の奴隷兵時代だが

その経験を活かせるのは幸いか…


魔王もまだ潜伏期間のようだ。

時間はまだ充分ある…


自身のステータス画面を見ながら

俺は訓練メニューを考えていくのだった。



◇◇◇◇◇


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