137話 3番目の仕掛けが見つからない〜
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翌日、
リーン達は星マークの3箇所目の場所に既に
到着していた。
「やっぱりここだ!
3箇所目の星マークの場所は…時計台かぁ!
凄いね!オセちゃん!推理当たってた!」
イルに褒められて、頬を赤くするオセは、
照れながら答える。
「あ、ありがとうございます…
昨日の図書館で聞いた鐘の音が、東の地域から聞こえてたんです…
地図上の3箇所目の星マークも東側にあって…
場所的にも、もしかしたらって…」
「名推理だな」
「い、いえ!推理ってほどでは無いですから!」
リーンにも持ち上げられて、オセはいよいよ困ってしまい、首を振る。
「…とはいえ、どこに仕掛けがあるか…じゃのぅ?」
フィアロアはキョロキョロと時計台の周りを見ているが…検討が付かない様子だ。
「時計台って言ったら時計部分、辺りだろう?」
フィアロアを背負いながら、イルは答える。
到着してすぐに、皆で時計台の上部…
時計の針が動いている間近まで来ていた。
時計台の管理者に事情を伝えるも、
既に数年間、この時計台を設計した技術者とは連絡が取れず、自分らは単に清掃する事くらいだし、何も分からないと言う。
小悪魔も必死に手掛かりを探しているようだが…見つからない。
「時計台のカラクリ内部にあるのだとしたら…
技術者でも無い限り…どうにもならんな」
リーンは眉を顰めため息を漏らす。
「ドューイでもいれば、大時計の解体もできたかもしれぬがのぅ」
「アイツがいたら…全部部品単位で解体してしまうんじゃないか?」
フィアロアとイルも辺りを探すも、途方に暮れているようだった。
星マークの場所までは苦も無く来れたというのに…肝心の仕掛けの場所が分からず、
一行は探し始めてから既に、数刻を経過させていた。
「こんなに探しても見つからないという事は…
時計台の内部ではなく、外観にあるのか?」
リーンは伸びをし、疲れをほぐしながら
考える。
「意外に管理人室の中だったりしてね〜」
イルが試しに、覗きに行ってみようかと
腰を上げた時…
パタン…と、後ろで小さく音がした事に気付く。
「小悪魔!!」
リーンが声を上げる。
今まで必死に手掛かりを探していた小悪魔が力無く、床に倒れたのだ。
小悪魔の体力は、限界にきていた。
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