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133/135

133話 図書館での探索


◇◇◇◇◇



昨日よりは、すんなりと…星マークの記されている場所に辿り着いた。



「図書館…か…?」



そこは…

役所やギルド…大きな店屋のメイン通りの外れに、ひっそりとあった。


外装は古びていて、華美な飾りも無い…

ごく質素な図書館であった。


昼食後の昼下がり…利用する人もまばらで、

館内は静まり返っている。


一行は迷惑にならぬよう、声を顰め

何か仕掛けとなるような家具は無いかと見て回る。



「やはり図書館なら…本の中にあるんじゃないかのぅ?」


「昨日みたいな細工物?

…うぇ…本の中って…この中から探すのは

辛いって〜」



フィアロアと共に周囲を探していたイルは、少しうんざりする。


…とはいえ、戸棚やテーブルもこれといって

特別な物にも思えない…


やはり可能性としては、特別な本の中に仕掛けでもあるのでは…と、リーン達も考えていた。



「…仕方ない…皆で手分けして、本を一冊ずつ

調べていこう」



リーンの号令で皆が本棚に向かう。


大きな街の図書館と違いここは、さほど冊数は取り揃えてない…


五人で探せば今日中には終わるだろう。


余り来館する人もいないのだろう…

本棚に揃えられている本は、やや埃を被り

本を出しては、仕舞い…を繰り返せば、

室内には、窓から差し込む陽の光にキラキラと埃が舞っているのが見えた。


そうして作業すること数刻は過ぎた頃だろう。



「ああ〜腹減ったぁ…昼に軽く食べた焼き鳥屋の串肉だけじゃ保たないよ〜」



ついにイルが弱音を吐く。



「一人だけ串三本は食べてた筈だが?」


「こうだから白豚は!」



リーンとフィアロアに言われるが、腹が減って気力が低下しているイルは肩を落としている。


小悪魔はその間も懸命に本棚を探索していた。



「でも…ずっと立ちぱなしですし…

少しだけ小休憩しますか?」



周囲が冷ややかな中、オセがイルに助け舟をだす。



◇◇◇◇◇


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