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121/122

121話 穴空き地図の秘密


◇◇◇◇◇



ギルドを出たリーンは酷くげっそりとし、

盛大なため息を吐く。



「はぁ…ギルド職員に悪魔の事を説明するのがこんなに骨が折れるとは…」


「そりゃ、そうでしょうね〜

冒険者が悪魔を匿いたいとか言ったら…」


「優秀な魔導士なら召喚した使い魔なぞ居て当然なのじゃがのぅ?」


「フィアロア様…召喚自体かなり稀な呪文で、高難易度なのですよ!世間では伝説級と言われてますから」



ギルドで長い時間説明し、虹色の冒険者タグを持つ者なら…と、ごく短期間だけ悪魔を手元に置く事を承認された。


リーン達は一旦ほっと、一息つく。


ギルドを出たら、既に陽は落ち始め…

一行は急いで町中の宿屋を探す事にする。



「この姿だと…町民に驚かれてしまうので…

変装させるのはどうでしょう?」



オセの提案で、低級小悪魔にローブを着せ、

口元には布を巻く。



「う〜ん…これはこれで…小悪党みたいだなぁ?」



何をしても格好がつかないが…まぁ、悪魔だとバレるよりはましだろう。


小悪魔はリーンとオセと、一緒の部屋に入る。

当初イルとフィアロアの方へ…

と言ったのだが、小悪魔がリーンから離れず、

また泣き落としされて、折れたリーンだったのである。


荷物を整理していたリーンの横にちょこんと座っていた小悪魔は、荷物の中から地図を見つける。

物珍しそうに見つめていた小悪魔は…

ハッとしたように体を震わせ、

地図を指差し、リーンの袖を引っ張る。



「うむ?…どうした?

この地図は…ドワーフ族から借りた地図なのだが、穴空きなのだ」



リーンがダルム近くの村で貰った新しい地図をすすめるが…こちらの穴空き地図に小悪魔は反応していた。



「〜!〜!」



しかも、地図を裏返し…

何かを確信したかのように頷き、

そちらを指差し訴える。



「何でしょう?地図の裏に何かあるのですかね」



オセも地図を覗き込む。

すると、小悪魔は部屋に置かれていたランプに地図を近づけた。


ランプの光は弱いものの…

その光に当てられた地図の裏面に、何かが浮き出していた。



「あ…これは…!!」



◇◇◇◇◇


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