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102話 シルフ、自信満々で道案内する



◇◇◇◇◇



地図に空いてしまったその穴の地点に、

到達した一行は、その場所の景色に圧倒される。


土が固まり、それを風が長い年月をかけて削っていった天然の迷路のような地形が広がっていたのだ。


数メートルほどの高さの巨大な岩に細い風道を

通したような通路状の窪みが幾つも連なり、

通過しようとする者を惑わせていた。



「ここ…どこを通れば正解なんだ⁈」


「ダルム方面の道に食べ物でもあれば…

この白豚が匂いで突き止めるのだがのぅ?」


「失礼だな!僕は犬じゃないぞ〜!」


「豚じゃろ?」


「なんだとブヒ〜!!」




うるさいので、取り敢えず一発殴って黙らせたリーンだが…


さて、どうしたものかと途方に暮れる。



「僕がこんな岩山ごと消滅してあげましょうか〜?」


「いや!儂の闇魔法の実験として一帯を焦土と化するのが良いと思うがのぅ?」



「お二人共…ご冗談はおやめください」



オセが顔を引き攣らせがら苦笑いするが…


奴ら二人は恐らく冗談を言ってはい無いところが…たちが悪すぎるのだ。


力によって自然の地形を変えるのは論外だが…


とはいえ…この岩棚の複数ある道の、選択次第では、ダルムとは全く逆方面へ出てしまう可能性もある…



「全く…難儀な場所に虫喰いができたものだ」



溜め息を吐くリーンの横を緑の風が吹く。

上空を漂っていたシルフだ。


シルフはリーンの周りをクルッと回り、

そして、岩棚の道の一つを指差す。



「…ん?ここへ進めと?」



シルフは自信満々といった風に胸に手を充て、コクコクと頷く。



「行ってみましょうよ!

このシルフってダルムへの道知ってるんですよね?」



イルはにこやかに進み始めるが…

リーンはやや不安そうにシルフを見つめる。



「このシルフが…そんな詳しい所まで…

果たして覚えているのか…どうか」



まぁ、だが他の道に自信がある訳でも無い…

一行は、シルフの案内を信じる他無かったのだった。



◇◇◇◇◇


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