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とある宇宙のよもやま話

とある宇宙は今日も語る

作者: はとや
掲載日:2025/10/18

本日は4次元宇宙氏に語っていただきました。

以前愚痴ってた3次元宇宙氏と同じ高校だそうです。

ここはとある無次元世界。純粋なエネルギーのみが存在する次元のない世界。時間の概念はないのだがある日この世界のある一点が無次元から4次元に相転移した。この世界では時間がないのでその特異点は最初から4次元だったことにされた。特異点は4次元的性質を得たことで自分の相転移を理解したが周りにそれはなかったことにされていたことに失望した。


最近無次元世界界隈でよく聞かれる話である。


生まれたばかりの4次元系特異点はおさだまりのビッグバンイベントの洗礼を無事潜り抜け、無事4次元宇宙として誕生するに至った。そこで無次元宇宙のあまりの無頓着さ故エネルギーと反エネルギーが接触しても対消滅さえ起こらないことを目の当たりにして唖然とするまでがお約束である。


そう、ここまで読んでこう思った人は多いと思う。コレ、転生した高校生とかじゃね?。。。。その通りである。ちなみに3次元宇宙の彼と同じ高校の出身者。


ここで3次元宇宙君と同じ流れを繰り返しても芸がない。今回はせっかく4次元宇宙として転生したのだから、そのメリットを大いに発揮してもらうこととする。あとはよろしく。


。。。宇宙への転生が茶飯事だったなんて知りたくなかった。。。選ばれし民!とか喜んでたのが黒歴史。そのせいでテンションが低いんだけど、まあせっかくなので3次元宇宙と4次元宇宙の日常がどう違うか語ってみる。


結論から言うと何も変わらない。身も蓋もないけど生活実感としてはそれが現実です。ここまで引っ張ってこれではあんまりだから燃料投下。


それはお待ちかね並行世界の存在です。すごいでしょ?特異点時代に相転移できたエネルギーの総量にもよるんだけど、たくさん並行世界ができると因果律のバリエーションというか揺らぎの幅をかなり大きくすることができるから、ぶっちゃけ星座が変わったり月の数が増えたりするんですよ!


ここで”やった!剣と魔法の世界だ!”とか考えてるあなた、考えが足りてません。剣はともかく魔法とか大体エネルギー保存とかに喧嘩売ってますし4次元宇宙如きでそんなホイホイ上手い話はありません。モット高次元宇宙なら別ですけどそんな場所、そもそも平和でのほほんとした世界じゃないんですよ。


まあそれぞれの世界に生きる人々にとって大きな違いといえば異世界の存在を概念として理解できるかどうかと言う点です。実際時々発生してる事案ですし。何が言いたいかというと別に異世界転移が実在する、と言うことではなくてその概念が理解できることこそがポイントだと言うこと。


具体的にはあの不憫な3次元世界君の中にいた人には異世界の概念自体理解できないんです。もちろん並行世界も。つまりあの世界の人達にとって宇宙、というか世界はただ一つしか存在せず他にも同様の世界が存在し得ると言うことが根本的にイメージできないのです。


もっと分かりやすく言うと、例えばそこのあなた、4次元空間における立方体の姿を正確にイメージできますか?それが5次元とか6次元とか言われたら言葉としてはともかく具体的にイメージできない、つまり概念化できないんですよ。これが宇宙の次元とそれに内包される知性体の情報抽象化処理の限界の関連性なんです。


まあ実際には数式という一種の中間言語に落とし込んで3次元的知性体でも高次元情報の部分的概念処理くらいはできるみたいですけど本質的な理解には程遠いと思います。


あとはそうですね、4次元宇宙あるあるですが並行世界間転移以外だと平行宇宙同士の接触事故とかですかね。これね、面倒なんです。別に宇宙としてなんかする責任とかないんですが場が荒れるんですよ。特に因果律とエネルギー法則がらみのところ。


かいつまんで言うと、時間は量子の確率収束が直前の確率収束の結果に強烈に干渉されながら連鎖的に確率収束する現象の概念的解釈と言えるので、どっかの並行世界からヘンテコな確率収束の流れを押し付けられると、法則性はともかくとして現象としてとても不自然な事象が発生しかねないと言うこと。もっともあんまり大規模な並行世界間の衝突が発生すると双方の宇宙とも物理法則が維持できずに無次元エネルギーに還元されてしまい証拠は残らない。完全犯罪成立です。


まあとはいえ流石にこんな大惨事は滅多に起こりませんから怯える程ではありません。ただニアミス程度のヒヤリハット事例は散見されこの場合は日常的に大きな違和感を感じることはないでしょう。でもね、このような事象が発生すると、後で歴史を振り返ってみるどどうも不自然なんですよね。非線形的に文明が発展する時期が確認されたり、短期間のうちに同時多発的に革新的発明が出現したりすることがあればソレです。


まあ自分は宇宙としては中年にさしかかったところで、平行宇宙をクラスタリングしたようなライフスタイルなんでどんな終わりになるのか分かりませんがそれまで皆さんを見守ってますよ。主に好奇の目で。


それではいずれまた!

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