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残酷世界  作者: buutonton!!
6/26

NO,4 「え。」



「雄大君は、ユーイング肉腫です。」


ユーイング肉腫。小児がんだ。


「え。」


俺は何も言葉が出なかった。愛菜は目からしずくが落ちてきた。


「なんで……なんで雄ちゃんが……」


「でも、手術を受けられないわけじゃないから。」


そう。ユーイング肉腫はがん細胞を小さくしたら手術が受けられる。


しかし、再発の危険もある。




次の日


「おいっす!雄大!」


「ん?おう!卓也!なんか昨日あってんのに久しぶりって感じ。」


「あれ?友達かい?」


「そう。た・く・や」


どうやら雄大は1日目にしてもう友達が出来たようだ。


「卓也くん、俺は正也。よろしく。」


彼は正也。中学1年の男で、雄大と同じユーイング肉腫。


「あっ…よろしくッ!!」



雄大は友達が出来るのがはやいなぁ。そう思ってたら、


「はーい、雄大君はどこー?」


「ここでーす!」


看護士さんが来た。女の人だ。


なんと、今日から治療が始まるらしい。その名も抗がん剤治療。


「この薬は副作用があってね。我慢できるかい?」


「はい。治すためなら何でも。」


「じゃあ、行くよー!」






抗がん剤駐留中。






「はい、終わり。」


「ありがとうございます。」



看護士さんは病室を出て行った。


「なぁ、副作用って何だ?」


卓也が聞くと正也が答えた。


「この薬を使うと、吐いたり、髪の毛が抜けたりするんだ。

なるべく早めに出たほうが続かないだけどね。」


「へぇ~」



雄大は特に心配はしていないようだ。




これからつらい副作用が起きるということも知らずに……

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