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残酷世界  作者: buutonton!!
5/26

NO,3 「雄大が……」

家の片付けも終わって、学校も始まった。


「おはよう。」


いつものようにさわがしっけのない教室。


たくさんの机に花が置いてあった。


「そうか……洋も拓も洋子も死んだのか……」


40人いたクラスが今は23人しかいない。


学校も450人中170人死んでいる。先生だって、


担任の先生が亡くなったから今は晴美先生だ。めちゃ優しい女の先生だ。



「あれ?雄大、顔赤くない?」


愛菜にいわれて、鏡を見ると、照れているような真っ赤な顔が目に入った。


「うっわ、マジやん。」


「雄ちゃん、風邪?」


愛菜は雄大のことを雄ちゃんと呼ぶ。


「いや、具合悪くわないけど。」


「あ、そう。」


誰も予感しなかった。雄大はある病魔に襲われていると言うことを……




3時間目。体育。


グラウンドでジョギング中、雄大は突然倒れた。


「どうした、雄大!?」


沢山の人が駆け寄ってくる。


その後ろから先生が駆け寄ってきた。


「大丈夫か、雄大!」



救急車のサイレンが響き渡る。


そして、俺たちは授業を再開した。


しかし、頭の中は雄大のことばかりで、勉強のことなんかこれっぽっちもなかった。


家に帰っても電話の前に座り込んで雄大からの連絡を待っていた。



「プルルルルルル」



俺はすぐに電話に出た。


「もしもし?」


「もしもし。杉原さんでしょうか?」


「はい、そうですが。」


「早く病院へ来てください!」


雄大の親せきから連絡が来た。


俺は車に乗っている間ずっと考え込んでいた。


(まさか……治らない病気とかになるのかなぁ…

いや、そういうこと考えたら本当になってしまう。)


いろいろ考えている末に病院に着いた。


そして、診察室に愛菜と卓也が呼び出された。


「雄大君の病名は………

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