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残酷世界  作者: buutonton!!
22/26

NO,19 「さようなら」




「ん、雄大?」


「よ!卓也。久しぶりだな。」


目の前にはいつものような元気な雄大の姿があった。


「あれ、雄大…」


「いやぁ、さみしくてさぁ。ちょっと戻ってきた。」


「え?」


「あ、でもそろそろ行かなきゃ。」


「え…あ、待って。ちょ、ちょっと。」


「じゃあな。」


そう言い残して雄大は視界から消えてゆく。



「待って…置いていかないで……」







「うわぁ!」


俺は夢の中にいた。


「あんた、ずいぶんうなされていたよ。雄大がねぇ。


死んじゃったからねぇ。」


俺はまたあの瞬間を思い出してしまった。


「今日、通夜だって。」


「うん…」


もうあの雄大には会えない。



通夜に来た。


雄大の顔はただただ眠っているようにしか見えなかった。


すごく顔が綺麗で。


次の日、お葬式があった。


そして、火葬が始まった。



「さようなら…」


灰色の筒から吹き上がる煙を見ながら愛菜は呟いた。


もうあの雄大は笑うことも泣くことも何にも出来ない。



その帰り、愛菜は突然聞いてきた。


「人って何で死ぬんだろうね。」


「どうしてだろうね。」


何も返せなかった。


そして、明日から学校も始まる。


一番、いじめや、雄大に対する文句に愛菜は耐えられるのか。


それが気がかり。

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