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残酷世界  作者: buutonton!!
17/26

NO,14 「卒業式」




翌日、ヤドカリの餌をやって家を出た。


雄大は入院しているから卒業式は参加できない。


「今日でこの景色を見るのも最後かぁ。」


「そうねぇ。」


そんな会話をしているうちに放送が流れた。


「卒業式が始まりますので、卒業生は体育館前に集合してください。」


「じゃ、行くか。」


俺たちは体育館へ向った。





「卒業証書、授与。」



「14番、杉原卓也」


「はい!」


「卒業、おめでとう。」


愛菜も、卒業証書をもらい、無事卒業式は終わった。



その帰り。


「なぁ、卒業式やろうぜ。」


「え?」


愛菜はまさにえ?な顔をしていた。


「雄大の卒業式。」


「あ、いいね。」


「そんなことをするつもりだったから……」


俺は雄大の卒業証書を取り出した。


「じゃ、行こうぜ。」



俺たちは病院へ向った。


愛菜は普通にお見舞いに来たようには言った。


「そういえば、雄ちゃん卒業証書もらってなくない?」


「え?まぁ」


といった瞬間だった。



「諸君、卒業おめでとう!」


卓也が入ってきた。 校長先生のちょび髭をつけて。


皆が笑っている中、俺は卒業証書を渡した。


「ありがとう。」


雄大がそういった。やさしく微笑んだあと、嬉し涙が出ていた。


「おめでとう!」


周りでも拍手があがった。


「じゃあね!」


二人とも帰っていった。



「良い友達だな。」


正也が言った。


「あぁ。俺もあんなになりてぇな。」


卓也と愛菜は世界一良い友達だな。と雄大は思った。


いや、幼馴染か。

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