ここから書初める逆転劇のAnnihilate
もっと多くの方々が近づきやすい『フラットフォーム』でも活動を並行していきたいと思い、
無理を承知の上で小説家になろうとの並行を決めました。
約束は必ず守るので見守ってもらえると嬉しいです。
「切ない時代となった。 当たり前のように手にした仮面がいつの間にか染み込んで、
抜け出せない顔になってしまった皆が窮屈な息を吐き出し、当然であるが、
利己的であってもより良い未来が自ら訪れることを待ちながら、
己の顔を忘れたまま飽和している。ああ、この夜は夜明けを見れるだろうか。」
六花は依然として悟を挑発するような言動と共に
猛烈な攻撃を浴びせたが、悟はそれに応じるつもりはないのか、
適当に避けたり防ぐなど防御的態度を継続した。
彼のそのような行動は何かを待ったり探しているように見えた。
火炎で周辺が揺れた瞬間、陽炎の熱気からの圧力に押され、動けなかった。
この瞬間を闘争に飢えたような猛獣は逃さなかった。
避けなければならなかったが直撃で刺してくる六花の体を
投げた一撃に曖昧に避けられる状況が見られず落胆してしまった
感情を生半可な笑いで流した。 どこか他の六花はこの瞬間を待っていたように、
とても豪快に笑っていた。
「なんだおぬし、もうおわりか?これじゃー我の興が冷めてしまうのではないか!
それとも鬼ごっこはもう終わりか?残念だとしか思はないが所詮人の身であれば
これで同然か...。これ以上時間を費やすことは無駄だの 、
この身を借りたお金は払わなきゃばならないし仕方ない。
〔黄金の時代〕とは何だ。 早瀬、お前が隠しているのは一体何だ?
と伝えてほしいそうだ 。全く、積み深き男よのー。いくら秘密が多くても
友には嘘をついちゃー...うん?」
〔黄金の時代〕という単語を聞いた瞬間、悟の雰囲気はカードの裏を
ひっくり返すように暴力的に変わったが、ぎりぎりで理性を保つように見えた。
そして〔嘘〕だという事を聞くやいなや、悟は安堵を含めた様々な感情が
混じったため息を吐き出し、六花の束縛 を振り切って
工房〔アバロン〕・〔夢現の狭間〕を展開しながら笑った。
「お前ー、何者だ。 何か様子が変だとは思ったが、やっぱ、
てめぇは六花、あのバカじゃない。少なくともあいつがあれを
知っている可能性は低くゆえ他の人たちにも黙ってきた。
そして残念ながらあいつは絶対に私に〔嘘〕という単語選択だけはしない。
昔交わした決まりでな。」
空間さえ歪ませる火炎に満ちている器である六花の魔力で
熱くなった空間に一輪ずつ花が咲き、一方的に猛攻を浴びせたいた
六花を装った誰かは天敵を前にした小動物のように直感的な
恐怖を感じ素早く自ら距離をとった。
人の体とは常に命令を下せる意思を持つ身体や強い精神になっている
何かの意思で己の身を動くがそれを科学界では脳が行い魔術界では魂が行うと定義する。
だが偶に己の体に鮮明な恐怖や死に関わる瞬間よく鍛えられている
体の中偶に本能的に意思を持つように動くことがあるともいう
自身の意志とは関係ない反射的動きに慌てた六花ではない誰かは
無理に余裕を見せ時間を稼ぐように見えた。 その姿を見た悟は本当に
もどかしい奴だというように表情で悪口を言いながら指を伸ばして
さっき魔弾を撃った方向を指で指した。
一方、事務室には式を中心に術式を展開していることに全集中を
注いでいる淝水と悟の頼まれたことより余計な喧嘩より
彼女のそばを見守る事を選択した杏だけが寂しい事務室を
じっと待機するのが退屈な杏だったが、 淝水のそばを守ることができたため、
彼女はそこそこ満足していた。じっと集中している 淝水のはっきりとした顔と
彼女の周りに浮かんでいる水滴は、ただでさえトップクラスで可愛い 淝水に
端麗な夜明けの露のような風変わりな魅力を加えた。
淝水周辺を彼女の魔力の流れに沿って回転していた水滴はやがて
水の輪になってとても綺麗だったが、杏は見てはいけないことに気づいてしまった。
淝水が駆使する〔有無の・形〕で操作する水分の場合、
基本 彼女の魔力または体液などが混ざった液体、あるいは〔工房〕から
元ずった売菜であるゆえ、本来ならいかなる熱にの影響を受けることはない。
物質としての水ではなく一種の体内を流れる血液のような概念であるゆえ、
外部の要因によって蒸発しても再び具現化するなど操作範囲が
非常に広範囲だが、そのような〔有無の・形〕の特性を相殺させる条件を
発生させる魔術または魔法は偶に存在する。
しばらく慌てた杏は、式に集中していて、まだ気づいていない
淝水を見て安堵した。その瞬間悟が事務室を空ける前に言葉を心の中に
吐き出すと同時に、心の中で嘆いた。
'やむを得ないことというのは、こういうことなのかって···。 くそっ。'
ため息を吐き、表情を変えて'いつも道理に' 、'心配をかけないように'と
いう考えで笑いながら軽く 淝水に話しかけた。
「あれ?ねえーねえー水ちゃん何か妙に暑くなってない?
エアコン…はリモコンまた壊れているし...。 しょうがない今は、
適当に飲み物でも買ってくるから何かの要望とかある?」
「暑い?ああ、確かに集中していて気づけませんでしたが、
昼になったからかそれとも、事務室の壁が崩れえてしまって日差しが
真っ直ぐ入ってきたからか少し暑いですね。
私は適度に水分摂取に良いものをお願いします。それはそうとして、
サポートなしでこの術式はさすがに時間かかりますわよね。
悟、あのバカが帰ってきたらドロップキック三連コンボ確定ということにしておきましょう。」
「あいつはいつものように自分なりの考えがあるだろう~。
ああ、どうやらこの先に用事ができたようでね、すぐ片付いて
くるから少し休んどいて。 帰りにできれば悟たちもピックアップしてくるよ。」と
ごまかしながら杏は 淝水 と会話しながらやっていた準備運動を終え
跳躍の構えで一気に事務室の裏口から飛び出した。
事務所を離れた瞬間、一目で分かる速さの魔弾が事務所に向かっているのを
確認した杏は、 淝水と一緒にいる時のニコニコした顔色が消え、
彼女のエゴを取り出した。 すると、周辺の空気と魔素は一気に杏に
吸い込まれ、どんな過程が起きたのかは見えないまま、
光に近い速さで近づいている魔力の球は杏によって
両断されたという結果のみが残った。
悟の言及と同時に事務室方向で感じられる誰かは知らないが無視できない気配に
'今すぐ逃げなきゃならない'感じた六花の体の中に宿った誰かが
'確実にこうなれば状況自体が我にとって大きく不利になってしまったな。
それなりに不愉快だが今無理して〔あれ〕を出す必要はないだろう。
「決めた。これ以上この器には用はない そんなに頭が転がらないから
この体は返してやろう。」
【フッ】
鋭く切り込んだ音が六花の腹部を裂いて赤い鮮血を作った。
「黄金の時代」を聞いたよな。いずれ話すつもりだったからまぁいい。
それは、絶対に起きてはいけない未来であるにもかかわらず確に近づいている
この世界の滅の形だ。あ、そして奥にいるお前、せいぜい頑張って逃げてみろ。
約束しよう、今から10分間私は手出しをしない。だが、その体は相当な
最高品に属するから捨てて逃げるのはいい選択じゃないけど、な。」
耳に当てて淡々とささやくように告げた悟は、六花の体に突き刺した
刃を抜き出しながら押し倒して背を向けながら、手振りでどこかに合図を送った。
意味深長な悟の言葉に分からない不安を感じた六花の体を奪った誰かは、
全身がとても細かいキューブステーグのように切られていく直感に近い
ビジョンを見たため、器である六花の力ではなく、自分の魔力で森の
眷属を利用した厚い壁を作り出した。
その姿を見て悟は六花の中に宿る存在と、なぜ六花が突然現れた理由を納得した。
約500m以上離れた距離から悟の信号に合わせて飛んできた閃光のような剣撃は、
魔力で湧き出た樹林とともに、六花の体にギリギリで触れた。 首元をかすって
鮮明に残った剣撃が通り過ぎてできた血痕は疑う余地のない
殺気が込められた攻撃の産物だった。
参戦直後、悟は自分に訪ねてきた杏に「中身は別人だが、器は正真正銘、海原六花だ。
お前のことだし心配はしないが、あやふやな感情に 刃を振り回すな。
あれはそれに特化している怪物だから化物だからひたすら冷静に、容赦なく染み込め、
杏。
悟は杏に助言をした後、この状況を丸ごと理解していない勇魚に話しかけた。
「まあ、そんなにドジな表情をするのも無理はないよな。今、私に
聞きたいことは後で全部答えてあげるからさ。ほらほら、さっさと動いてー
いくら六花の体が不死だとしても相手はお前もよく知っているかの、剣聖の直系弟子、
いやお前は大体事情を知っているからこんな表飾りはいらないか。
見た目に私の同僚である杏が、熱心に栗花を殺そうとしているが...
今、見ての通り僕の仲間の杏が 熱心 を殺そうとしているが、でも実際、
今のウインダーは体に従ったやつに主導権を奪われた状態なんでな。
それもかなり後で役に立つ大物みたいでねこのまま完全にひき肉に
なってしまうのはもったいないんだ。
利害関係は一致するだろう。 お前は最大限六花を死なせるな。
僕は中にいるあれを取り出す方法を探してみるから」
呆れるように口が大きく開いた勇魚は、特別な選択の余地が
なかったのか、文句なしに向かった。
『水の/王・氾濫する波を・導き流れの・順応せよ』
「あ~本当にせっかちだね。 そんなふうにしては絶対に楽に
生きられないのにどうしてそんなに熱心なのか分からないの?
そう思わない?アリア? そろそろその演技はやめてくれないかな?」
「何が言いたいのですか、あなたは。」
「いや、確かにお前は一生懸命戦ったようだった。でも疑問に思ったんだ。
お前が戦ったあれは本物の海原六花じゃない。お前が選んだ戦闘を広げる
判断自体は優れていたが そのような曖昧な戦法が通用する相手ではないということは
少なくとも知っているため、下した推論から始まったただの疑いだ。
それに重傷ではあるが全身が壊れて動けないほどでもないだろうし、
お前の性格上、きっと悲壮の手のための準備は別にしていただろう?
それならまあ、立花の肉体にかかった不死という因果を妨げるような
何かを使ったのだろう。 まあ、名前まで合わせてみようか?
〔聖物ヘレスティックスの折れた十字架〕だろう?それ、貸してー。」
「嫌です。」
「あ、それからお前をこんな目に合わせたあの中にいる奴を引き出すから
それを封印しておく物も必要だな。できるだろう?」
「一発殴られたいんですか。一旦、分かりましたタイムリミットは?」
「あ、どれどれ、後...5分も残ってないね。」
「は...1分で出来ます。」
半分無理やり品物を受け取った後、悟は自分が六花に言った
時間を待ちながら殺伐と衝突している3人を見守っていた。
勇魚が「工房」を展開したが、杏の〔アイリーン〕による擬似聖剣顕現で
勝利公式という歯車の間で六花は激しく摩擦していた。 1秒にお予想10回は
死んで生き返ることを繰り返したため、逃げる暇を見るよりは慌ただしく見えた。
「時間切れだ。正確に10分、ただ今過ぎたぞ。」
[続く]
2021年11月からpixiv小説で活動始めたナメクジと申します。 以前から小説家になろうで活動することを考えていたのですが、アトリエ環境を見直しながら併行することになりました。
いよいよデビューから1年が近づいています。
そしてアルバンソサイエティ&ディプシー_ファストシーズンがいよいよエピログまで
公開され終わりました。
これからもよろしくお願いします。
完全に並行が可能に慣れるまでは時間が少しかかると思いますが、多くの方々に私が製作するコンテンツを楽しんでもらいたいと思っております。