[エンド2]続・不器用な僕だから、最後くらいは笑顔にしたい。
大変おまたせしました・・・
全然上手くかけなくて・・・
エンド1よりはまとまってる(と思いたい)
「あ、そうだ。叶絵、コレ」
「ん?何これ?」
夏休みに入って少しした頃、唐突に彼がプレゼントらしきものを渡してきた。いやプレゼントっていうより―――
「もちろん、俺からの愛の贈り物、何てキザな事いえたらよかったんだけどね。預かりものだよ。君に渡してくれって」
それって、まさか―――――
「・・・見て、いいのかな・・・?」
「彼は『渡して欲しい』としか言ってなかったし、叶絵が決めるべきじゃないかな」
期待させるだけさせて置いて、罪悪感は十分にある。
でも、渡された以上は見なきゃ相手に失礼かもしれない。
それは、淡い花柄の手紙だった。どうやら二枚重なっているらしい。
怖くもあった。それでも、意を決して開く。
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叶絵さんへ
いかがお過ごしでしょうか、というぼどの仲でもなくなった関係なので、
前口上なんかは省きます。
まず、二人の仲の邪魔になってしまっていたこと、本当にごめんなさい。
僕が居たことで二人が不仲になったりしていたら申し訳が立たないので、
どうかこれからも、二人は仲のいい恋人同士でいてください。
昔の恋人もどきなんかに長々と意見されても迷惑でしょうし、最後に二人
にこれを贈ります。よければ使ってください。
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一枚目がこれで終わった。
最後まで私も、覗いていた彼も無言だった。
二枚にめくろうとして、ハラハラと何かが溢れ落ちた。白い小さな花びらだった。
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マーガレットの花を使って作った、押し花の栞です。
今までありがとうございました。
末永くお幸せに。
常里 一道
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淡白な文だった。
手紙の間に挟まっていた2つの栞を手に、地面を見る。
散った花びらを想起させる光景を目に、私の頬から雫が一つ、花弁に跳ねた。
もう続編の構想が浮かばないのでおしまいになります。
ごめんなさいm(_ _;)m
独白の方を読んでない方は下の方やつから見ていただければ。
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