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少年たちのように-14

 涼子は白けてしまって、もうあざみの話を聞く気はなくなっていた。それで、目の前で得意気にモデルガンをかざしている男子に声を掛けた。

「戸田ぁ、アンタ、そんなの持ってきてたら没収だよ」涼子

「いいんだよ、ばれなきゃ」

そう言いながら戸田国光は銃口を涼子に向けて、撃つ真似をした。涼子は笑いながら、

「あんた、ガキだね」と言うと、

「じゃあ、お前はガキじゃねえのか」と言い返してきた。

もっともだと思いながら、

「アンタよりは、マシってことだよ」と言い返した。

「そんなのを、五十歩百歩、って言うんだぜ。習っただろ、ちゃんと授業中起きてろよ」

「めくそはなくそ、っても言うよ」涼子

「女のくせに汚ねえな」

「ドングリの背比べ、なんてね。どう、知ってた?」涼子

「知ってるよ。嫌な女だな。ひと言言やぁ、ふた言三言返してきやがる」

涼子は笑いながら答えた。

「だけど、アンタ、拳銃なんか好きなの?」涼子

「そうさ、男ならわかるよな」

周りにいた男子が同意するのを見て戸田は得意気だった。

「そんなのでも、結構高いんだろ」涼子

「これはプラモだからな、安いけどさ、本物は二万くらいするよ」

「本物?って、本物の拳銃」涼子

「バカ!そんなもん買えるわけないだろ。本物のモデルガン!」

「だろうね、びっくりした」涼子

「こっちがびっくりするよ」

「本物のモデルガンは持ってるの?」涼子

「そんなの買える訳ないだろ。プラモばっかりさ」

「そんなに、いいの?」涼子

「何が?」

「拳銃」涼子

「男のロマンさ、女にはわかんねえ。わかってたまるか、な」

周りの男たちも競って涼子に攻撃してきた。あざみは、涼子をかばうように反撃した。戸田は今持っている銃の講釈を始めてあざみに対抗した。周りにいた男子の山本も戸田を助けるように、この銃が何の映画でどういう場面で使われてたかという説明を始めた。涼子は軽く笑いながら、そんな男子を眺めていた。



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