表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/14

学校での日常その2、そしてこの出会いが俺らの運命の分岐点

ここから、本編みたいな感じになります。


良かったら見て下さい。

 あの、時狭間四天王事件の後、チャイムが鳴ったので、担任がやってきた。


 「はーい、皆んなおはよう〜」


 この担任は、白河先生と言い、まだ、教師歴3年と若い女性の先生なのだが、先生の科目は英語で、その教えは凄くうまく、また、俺らと年齢が近く、親しみやすい人であるので、俺たちは白ちゃん先生と呼んでいる。


 「多分、知っている人も居ると思うのですが、

  今日から新たに仲間になる転校生が来ます。

  皆さん、良くして上げて下さいね?」


 「「「「「はーい」」」」」


 「しかもですね?

  その方は、この教室のメンバーになります‼︎」


 「「「「「おっしゃー‼︎」」」」」


 男子の気合い半端ないな⁉︎

 まぁ、俺もだけど


 「はいはいはい‼︎

  白ちゃん先生質問‼︎」


 そう、質問してるのは大助。流石、チャラい系イケメンの大助。こうゆう時は真っ先に質問するな。

 授業の時は、存在を消すかのように静かにしてるのに…

 

 「はい、大助君!」


 「その子ってめっちゃ可愛いんですか⁉︎」


 「そうですね〜?

  本人にプレッシャーを与えるようで申し訳ないの

  ですが、先生はまるで天使のような可愛らしい方

  だと思いましたよ!」


 「「「「「イエーイ‼︎」」」」」


 その言葉を聞いて、男子のテンションは最高峰に‼︎

 これ、他のクラスに迷惑かけてない?

 そして、女子はそんな男子にドン引きしてるー‼︎皆んな、ちょー引いてますやん⁉︎


 しかも、なんでか知らんけど、柚月が凄い表情でこっちを見てる⁉︎

 何あの目、あんなハイライト消えた目、見たの久々なんだけど…

 

 「はーい、男子静かにしましょうね〜‼︎

  女子がドン引きしてますよー!」


 「「「「「すみませんでしたー‼︎」」」」」


 「よろしい‼︎

  それでは、ちょっと遅くなりましたが転校生を

  紹介しようと思います‼︎

  それでは、どうぞ‼︎」


 そう言って、俺たち皆んな、そのドアから入ってくる人物を固唾を飲んで見守っていた。


 そして、ドアが開いて、入ってきた人物を見た瞬間、皆んな唖然としてしまった。


 何故なら、その人物があまりにも美しかったからだ。その容姿は、髪がブロンドのロングなのだが、透き通った綺麗な色をしており、瞳の色は鮮やかなサファイア色をしていて、唇はぷりっと淡いピンク色など、まるで天使のような造形だったのだ。

 また、スタイルは制服越しだが、まるでそれが黄金比だと言わんばかりのスタイルをしており、モデルも顔負けのような感じである。


 また、アクセサリーとして、髪に花のリボンをつけており、それが、その容姿に一層の可愛らしさを演出していた。

 また、首元にあるネックレスは…うん?なんだ?

俺はあのネックレスに見覚えがある気がする…

 

 この時、ネックレスを見た瞬間に違和感を覚えて、それのせいなのか知らないが、頭痛がしたため、一旦その子から目を外して、机を見る形であれを何処で見たのかを考えることにした。


 その間にも、彼女からの自己紹介が始まっていた。


 「皆さん、はじめまして。

  私の名前は神奈月亜木と申します。

  色々とご迷惑をお掛けするかもしれませんが、

  これから、宜しくお願い致します。」


 そう言って、丁寧な挨拶をする転校生。

 これに対して、クラスメイトはというと大歓声を上げていた。


 「やべー、めっちゃ美人じゃん!」


 「あの、髪綺麗〜

  凄く、羨ましい〜」


 「声も綺麗だね!」


 「ヤベー、このクラスでよかったわ」


 などなど、様々な声が上がって居たが、俺は引き続き先ほどの事を考えていた…


 「はーい、皆さん静かにー!

  神奈月さん、丁寧なご挨拶有難うねー

  それでは、折角ですし、簡単な質疑応答をしよう

  と思います。

  それでは、質問がある方は居ますかー?」


 「はい、先生…」


 その先生の声が聞こえた時に、震える声で柚月が声を出していた…ん?声が震えている…?この時、違和感に気付いた俺はばっと、柚月の方を見るとそこには涙目になっている柚月の姿が…

 えっ、なんで涙目になってるの?


 「はい、柚月ちゃん…って、

  なんで涙目になってるのー⁈

  どうしたの⁉︎大丈夫?」


 その先生の返事に皆んな気付いたのか、クラスの連中が柚月を見るが、柚月はそれを気にしないような形で転校生の方を見つめていて

 

 「もしかして、あーくん…?」


 と言ったのだった…あーくん…?  


 「えっ、…もしかして、ゆっちゃん…?」


 転校生が動揺するかのような声色でそう言ってきた。…ゆっちゃん?


 俺が、2人の呼び方に疑問を持っていると…


 「えー、久しぶり‼︎

  こっちに戻ってきたんだ!」

 

 「本当に久しぶりだね、ゆっちゃん‼︎

  まさか、ゆっちゃんが居るなんて思わなかった

  よ」


 「それは、こっちのセリフだよ!

  凄い綺麗になったね〜!」


 「そんな、綺麗だなんて、照れるよ〜?

  そういえば、他の人たちもいるの?」


 「うん、いるよー!」


 2人とも涙目になりながら、会話をしていた…

 マジでどゆこと?と思いながら成り行きを見ていたら、柚月がこちらをチラッと見てきて、それに釣られるような形で転校生もこちらを見てきた。


 なんだ?と思っていたら、俺の方を見て両目を見開いて、自分の口元を両手で押さえた形で固まってしまった。


 俺含めて、クラス全員が困惑しており、先程まで話していた柚月が「ゆっちゃん?」と言いながら、その様子を眺めていた。


 そしたら、転校生がいきなり泣き始めながら、こちらに思いっきり走ってきた…って走ってきた⁉︎


 

 「ゆうまるー、会いたかったよー‼︎」

 

 そう言って、転校生は泣きながら、俺に抱きついてきた…、えっ抱きついてきたのもそうだけど、ゆうまるって…まさか


 「まさか、あきまるか…?」


 「そうだよ、あきまるだよ!

  うぅ、ゆうまるー…」


 そう言って、未だに抱きついているあきまる。

 えーと、この状況も訳わかんないだけど、さっきから、異様に静かな雰囲気が気になる…


 「おい、ゆうや、どうゆう事か説明してくれるよな

  ぁ〜」


 そう、大助がまるで般若のような笑みで告げてきて、クラス全員が邪悪な笑みを浮かべてこちらを見てくるのだった。










 寧ろ、俺が聞きたいわ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ