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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

一人の少年と二人の少女

作者: うみと
掲載日:2017/09/06

初投稿です!

まだまだ未熟な部分がありますが評価お願いします!

一人の少年と二人の少女


1


日本では日々犯罪が起きている。殺人、強盗、詐欺、など様々な事件がある。そんな事件を行う理由も様々だ。

ここではある1人の少年が巻き込まれたある事件について話そう。その少年がどうなったかって?それはこれからの話を聞けばわかるさ…。事件の果てに起きた、悲しい結末を…



2


朝というのは、やはり眠いものだ。今日が休みだったらもっと寝ていたいものだが、残念ながら平日だ。

「人々、迎えに来ましたよ。」

幼馴染の病子も来たみたいだし、ここまできたら起きるしかないな。俺は手早く学校へ行く準備をすると玄関へ向かう。

両親は、朝が早いのすでにいない。飯は作る時もあるが基本は病子任せだ。だからいつも飯は病子の家で世話になっていた。

玄関へでると病子が立っていた。

「おはようございます。人々。」

「ああ、おはよう病子。」

俺こと只野人々は佐藤病子とは幼馴染だ。その関係は俺が幼い頃まで遡る。

お互いの家は隣同士、幼稚園、小学校、中学校、そして高校までずっと一緒だ。

大学の進学についても病子は

「大学も一緒だといいですね。」

と言われた。やれやれ、俺はいつまで病子の世話になればいいんだか。このままじゃ俺と病子はいつまでたっても彼女彼氏ができないじゃないか。

病子は高校では俺と違いとてもモテる。そりゃそうだ。黒髪ロングの大和撫子、運動神抜群、成績優秀、すべてが完璧なやつだ。逆に俺はというと見た目平凡、運動神経平凡、成績平凡と、ただの凡人だ。世の中ってホント残酷だよなあ〜

そんなことを考えつつ、病子といつも通り朝飯を済ませると外に出て、学校へ向かう。



季節は春、俺と病子が高校に入学してから1年がたっている。そのため、今は高校二年生だ。

「桜が咲いてますね。人々。」

「ああ、そうだな。」

「私達も高校生になって二年目ですか。人々とも同じクラスにもなれましたし今年もいい年になりそうです。」

「そう言われると、なんか恥ずかしいな。」

「いいじゃないですか。私達は幼馴染なのですから。こういうことも人々が幼馴染だから言ってるのですよ。」

「はいはい、俺も嬉しいよ。」

「もう!話をしっかり聞いてください!」

そんないつものようなやりとりをしながら俺たちは学校へ向かう。俺たちが通う「凡庸高校」はどこにでもあるような一般的な高校だ。設備もある程度揃っており中々いい学校だ。

「はぁ…。学校吹き飛ばないかな……。」

「何を馬鹿なことを言っているのですか。学校は学生にとって学びの場です。それが吹き飛べなんて....なに変なことを言ってるのですか!」

「やれやれ、俺が悪かったよ。」

「悪かったって思うなら最初から言わないでください!大体、人々はぐちぐち〜〜」

俺の幼馴染は、本当に真面目だ………。





3


病子のありがたーいお説教を聞きながら学校へ向かったから耳がおかしい気がする…。俺と病子は教室へ入ると挨拶をしながらいつもの自分の席へ向かう。

「おっはよー!人々!」

「ああ。おはよう。友。」

元気な声で俺の名前を呼んだやつの名前は今野友。高校でできた友達だ。彼女は、男女分け隔てなく接するので人気がある。勉強に関しては

平凡だがスポーツに関してはトップクラスの実力がある。まったく、俺の周りにはなんでこんうもハイスペックなやつしかいないんだ。やれやれ。

「今日もいつも通り遅かったね。人々。」

「そうですよ。人々。いつも遅刻ギリギリなのですから、もっと早く起きてください!」

「でもさぁ、朝って起きれないじゃん。眠くて。」

「そうかな?私はすぐに起きれるよ。運動は朝一からやった方がいいからね!」

「私も普通に朝は起きれますよ。朝ごはんの支度とかは私がしているので。」

このハイスペック共め…。

この二人は仲がいい。高校に入ってから俺は病子と同じクラスで一安心したが病子以外は知らない人ばかりで正直緊張していた。

コミュ力平凡な俺は周りには中々声を掛けづらかった。そんな中声を掛けてくれたのが友だった。友は俺に声を掛けたついでに病子にも声をかけそのまま友達となったのだ。本当に友には感謝している。

「ほら、朝のホームルーム始めるぞー!」

どうやら先生が教室に入ってきたらしい。やれやれ…。毎日続く平凡な学校の始まりだった。



4


学校もあっという間に放課後を迎える。部活に入っていない俺はいつも病子と友の三人で帰っている。病子も俺と一緒で部活には入っていない。友は、学校外のスポーツクラブ入っている。だから、俺たち三人でいつも三人で帰っている。

俺と病子の家は道を挟んで向かい側にあるのだが、驚いたことに友の家は俺たちの家のすぐ近くにあったのだ。ホント、世界は狭いなと思った。俺たちは一緒に帰りながら今日学校であったこと話していた。

「いや、流石だね〜女子同士の喧嘩を言葉だけで止めるだなんてね。」

「たいしたことはしてないさ。それにそのまま険悪な状態が続くのはみんなだって多分嫌だっただろう?」

「でも止め方にも他にも色々あるでしょう!」

「なんで、怒ってんだよ…病子」

学校が終わってから病子はなぜかずっとこんな感じだ…。止め方には問題なかったはずだが…

ちなみになぜそんな喧嘩が起こったのかと言うと、どうも教室内で離れてる時にお互いの悪口を言ったかららしい。それがお互いの耳に入ってしまったために喧嘩が始まったらしい。

それで俺が喧嘩を止めに入ったのだが、その時に俺が言った言葉が病子にはお気に召さなかったみたいだ。

ちなみにその時に言ったことはというと、

「別にお互いに悪いところは必ずあるんだ。俺にだって、みんなにだってある。ならさ、俺たちはそれをお互いに受け入れる必要があるんだ。俺は君たち二人のいいところや悪いところを知ってる。だから、二人には仲良くしてもらいた行って思ってる。ダメかな?」

そんなことを言った。

そしたら喧嘩を止めてくれたからよかったんだが、 そのあとはなぜかずっと二人から謎の目線を浴びていた。それがお気に召さないのか病子がこう怒っているわけだ。

と、こんなこと考えて話してうちにあっという間に家の近くの分かれ道に着いた。友とはいつもここで別れている。友がまるで何か大事なことを思い出しかのように言った。

「あっ、そうだ!人々!明日大事な話があるから。」

「大事な話?」

「うん。大事な話。」

いつも元気な友がまるで恥ずかしそうにいった。

「まあ、大事な話の詳しい内容については明日話すから!また明日ね!二人とも!」

「ああ!また明日な!」

「ええ。また明日。」

そう俺たちは返事すると病子は帰っていた。

「大事な話ってなんだろうな、一体。」

「………」

「病子?どうした?考え事か?」

「あっ、いえなんでもないです。さぁ、私たちも帰りましょう。人々。」

そう言った病子には少し元気がないように感じた。







5


いつものように学校も終わり、俺は昨日友と約束していたことを思い出す。

「病子、先に帰っていてくれないか。友との約束のことがあるからさ。」

「なぜですか?」

「なんか友が校舎裏に俺一人で来いって言うからさ。悪いな。」

「わかりました…」


その後、俺は病子と分かれ約束の地に向かうことにした。少し待っていると友が来た。

「ごめんね〜。少し遅れちゃったみたいだね。」

「いや、全然大丈夫だ。今来たところだしな。で、大事な話って一体なんだんだ?」

なぜか友の顔は真っ赤だった。

「好きです。」

「えっ!」

耳を疑った。友が俺のことを好き?

「なあ、それって異性としてか友達としてか?」

「異性として大好き。」

きっぱり言われた。今までそういう経験がなかった俺は戸惑ってしまった。今まで友達としてか見てなかった友が俺のことを…?

「私と、付き合ってください。」

告白、されてしまった。俺はなんて答えればいいんだって考えていると、友が言った。

「はいかいいえか、答え聞かせてくれないかな?」

正直言って、友と一緒にいるのは楽しい。でも、俺は出会った時のことから今までのことを考えた。色々なことがあった。俺は聞いてみた。

「なあ、なんで俺に告白しようと思ったんだ?」

どうしても気になった。友みたいな子がなんで俺みたいな平凡な男に告白したのか。

「一目惚れ、かな?それもあるけど一番人々と一緒にいると楽しいからかな。初めてなんだ。こんな気持ちになったの。」

俺はその話を聞きながら考えていた。なんて答えを出そうか。もしかしたらこれは神からのお告げなのかもしれない。病子から自立しろという。いい加減俺も病子に頼りすぎだ。俺自身のためにも、そして、病子のためにも

「私と、付き合ってくれる?」

「ああ、喜んで。」

俺ははっきりそう答えた。

その瞬間友の目からたくさんの涙がこぼれおちてきた。

「なっ!どうして泣いてるんだよ。」

「ううん、これは、嬉し泣きかな。成功しなかったらどうしようと思ってたけど、よかった私本当に…!」

そこまで友は俺のことが好きだったのか…。全然きづかなかったな…

「これで一応私たち、恋人、なんだよね?」

「ああ、正直言ってあんまり実感わかないけど…」

「ねえ?キスしてもいいかな?」

「なっ⁉︎」

あの友とキス⁉︎でも俺は彼女の上目遣いには耐えられなかった。

「ああ、いいよ。」

そして俺と友はそのまま………





6


翌日の学校にはもう俺と友が恋人同士なのはクラス中に広まっていた。正直恥ずかしかった。

でも、友の恥ずかしそうな顔を見れたからよかった。

「おはようございます。」

朝の挨拶して教室に入ってきたのは病子だった。クラスの女子の一人が病子に近づいて行った。

「ねえ、病子ちゃん!人々君と友ちゃん付き合ってるんだって!」

「えっ、ほんとうですか人々!!!!」

やけにセッパ詰まったように聞いてきた。

「ああ、ほんとうだよ。」

そう答えるとついでに病子に俺が決めたことを言っといた。

「あと、それから今度から俺の面倒は見なくていいからな。今まで俺はお前にたくさん面倒かけちまったみたいだしな。」

「なぜですか!!」

なぜか今日の病子は機嫌が悪いなと思った。なんでそんな大声なんだ。

「俺も恋人ができたし、自立しないといけないかなと思ったからさ。」

「そうですか……………」

「なにはともあれおめでとうございます。人々と友。一体どっちから告白したのですか?」

にっこりしながら病子はそう行った。そのあと俺は友を交えて色々昨日の出来事を話した。だけど病子と話した時の違和感、あれは一体なんだったんだ?



数日後の朝、俺の家のポストに奇妙な手紙が届いていた。なぜか誰から届いたというのが書いてなかったのである。

「宛名は…俺か。」

まだ時間もあるし俺はその手紙を読み上げてみることにした。

「そういえば、病子にはもう来ないように言っといたけど大丈夫みたいだな。俺とあいつ自身のためにもこれでいいんだよな…」

そんなことをふと思いつつ、俺は手紙を読んでみるとその思考は一瞬でかたまった。


『あの女とはすぐに別れた方がいい。でもなければあなたは不幸になる。私ならあなたのことを幸せにできます。あなたのことが好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き』


赤い文字でそうびっちりと書いてあった。俺は狂気を感じた。

「一体誰がこんなものを…」

どうする?誰かに相談するか?いや、他の人を巻き込むわけにはいかない。とりあえず今は様子を見てみよう。もしかしたらこれは一度きりのいたずらかもしれないしな。そう俺は考えつつ家に戻り学校に行く準備をした。


教室へ着くと友がいた。しかし、病子の姿は見当たらなかった。

「あれ?病子は休みなのか?」

「そうみたいだね。人々はなんか知らないの?闇子が休んでる理由。」

「うーーん?心当たりがないな。あいつは幼い頃から風邪なんか引かない健康優良児だったからなぁ」

そんなことを病子と話しつつ、時間がすぎさる。朝のホームルームが始まったが先生の方にも連絡は入っていないらしい。先生は病子が休んでる理由を知らないそうだ。

「病子大丈夫かな?」

「大丈夫だといいけどね…」


その日の放課後、俺は友と帰っていると奇妙な違和感に気付いた。………視線を感じる。誰かに尾けられているのか?

「人々、なんか視線を感じない?」

「友もか?俺も感じる。」

「ストーカーかな?」

「わからない。でも、一応注意はしといた方が良さそうだな。」

ストーカーか……。もしこの視線が本物なら誰が俺たちのことを見てるんだ?俺たちのことを見ても仕方ないだろ!

「友、今日は家まで送って行くよ。もしストーカーに何かされたら怖いしな。」

「えっと、ありがとう人々。」

俺は例え自分が命を落とそうとこの子だけは守ると密かに決意した。



ついに学校でも奇妙なことが起こり出した。

友への悪質ないたずらが始まるようになった。どこの誰かも知らないやつにだ。筆箱を隠されたり、上履きの中に画鋲を入れらりたりと行ったいたずらだ。俺は心の中で怒り湧いてきていた。

「くそ!一体どこの誰なんだよ!なんでこんな悪質ないたずらばかりするんだよ!まだこれじゃ正面からの方がマシだ!」

「そんな怒らないでよ、人々、いたずらなんて放っておけばいいよ。」

「でも!」

「私は大丈夫だから…」

「ねえ、私のこと抱きしめて。そしたらこんないたずらも忘れられるから…」

「友がそれでいいならいくらでもいいさ。」

あの日から俺と友の中はさらに深いものになっていった。必ず友を守る。俺は胸の中にそう誓った。

それと同時に病子にもこういう奇妙なことが起きていないのか気になった。病子は前まで常に俺たちと一緒にいた。今までのいたずらやストーカーは俺たちを狙っているものかもしれない。先生は一応病子が休んでるいる理由は季節外れのインフルエンザと言っていたな…

「なあ、気分転換に病子のお見舞いに行かないか?あいつと話せば少し心がすっきりするかもしれないから。」

「うん、そうしてみようかな…」


その後学校がおわり、病子にお見舞いに行くと連絡をしようとしたがなぜか繋がらなかった。インフルエンザ辛いのか?まあ、いいアポ無しだが行ってみるか。


友と一緒に病子のお見舞いに行こうとした時に俺の携帯に電話がかかってきた。それはバイトの呼び出しだった。

「そういえば、今日バイトだったか!くそ。友、今日は一人で行っててくれないか?」

「じゃあ、そうさせてもらおうかな」

そして俺は友とわかれバイト先に向かった。





7


あの女が憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したいコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイ八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい八つ裂きにしたい…………。


ピンポーンと玄関のインターホンがなった。インターホンのカメラに映っていたのはあの女だった。

私は思った。これはあの女から私の大好きな大好きな大好きな大好きな大好きな大好きな大好きな大好きな人を取り返すチャンスだと…!


「少し、待っていてくださいね。」



8


バイトがあった次の日、学校では病子に続き友も休んでいた。

先生曰く欠席の連絡は入っていないらしい。なぜかはわからないがとても不安だった。

こんなに二人が休むのは珍しいのかというと病子は風邪なんか一度もかかったことがないし、友も風邪なんか生まれてこのかた風邪なんかひいたことがないと言っていた。

一体二人ともどうしたっていうんだ。


放課後、授業が終わると同時に俺はすぐに教室を飛び出した。二人が心配だったからのせいか今日の授業はあんまり頭にはいってこなかったし、友達と話していてもあまり楽しくなかった。

急いでいると電話がかかってきた。電話は病子からだった。

「病子か!お前大丈夫なのかよ?友も休んでたし、お前のインフルがうつったのかよ?」

「うちに来てください。友も一緒です。」

どうやら友も一緒だったみたいだ。ということは友は昨日病子の家に泊まっていったのか?

だが来てくださいといわれてんだから行くとしよう。どちらにしても元々いくつもりだったしな。

「ああ、急いで行くよ。」

「それでは…」

俺は急いで病子の家に向かった。


急いできたためか病子の家にはすぐに着いたような気がした。俺はインターホンをならした。そしたら、病子はすぐにでてきた。

「鍵は開いてるので入ってきて構いませんよ。」

ではあがらせてもらうとするか。

「お邪魔しまぁーす」

「おかえりなさい。人々。こうしてるとまるで夫婦みたいですね。」

病子は顔を真っ赤にしてそういった。

「ははっ、面白い冗談だな。」

そう返したとき、闇子は少し悲しそうな顔したような気がした。

「あはは…」

俺は家にあがるとリビングに通してもらった。コーヒーを出してもらいそれを一杯口にした後、俺は友がいないことに気づいた。

「なあ、そういえば病子はどこにいるんだ?一緒にいるんじゃないのかよ?」

「今はそんなことどうでもいいです。」

なっ!なんでそんなことを言うんだという前に病子は間髪入れずに言ってきた。

「昔のこと、覚えてますか?私は覚えてますよ。幼稚園、小学校、中学校、そして高校、ずっと一緒ですよね。」

「ああ、そうだな。」

「そして私はずっとこれからもあなたと一緒にいたい。ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。」

告白か?と思った。

「大好きです。人々。友と別れて私と付き合ってくれませんか?」

告白だった。だがそれよりも俺はその一言に耳を疑った。友と別れて私と付き合いだって⁉︎だけど今の俺には大切な恋人がいるんだ。

「病子、悪いけどお前の想いに俺は答えられない。知ってるだろ?お前も俺に恋人がいるの。俺は友が好きなんだ。だから、悪いな…。」

「そうですか…」

病子は沈んだ顔でそう答えたがすぐに明るくなりとんでもないことを言った。

「やっぱり人々は友に騙されているんですね!」

は?一体闇子は何を言ってるんだ。

「思えば高校に入学した時からあの女は私たちを騙していたんですよ。私たちの仲に入ってその仲を引き裂こうとしたんですよ!私たちは生まれたときからの恋人だっていうのに。あの女はそれユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイユルサナナイコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤル」

俺の目の前にいるのは病子じゃない。俺の目の前にいるのは一体誰だ⁉︎

「お前、本当に病子かよ⁉︎」

「ええそうですよ。生まれたときからずっとずっとずっとずっと幼稚園、小学校、中学校、高校、とずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと一緒の人々の幼馴染の闇子ですよ。」

病子はそう言ってニッコリ笑った。だけど俺はその笑顔に恐怖を感じた。俺は今までずっとこんなやつと幼馴染だったのか⁉︎いやそれとも病子をこんな風にしたきっかけでもあったのか⁉︎そして、俺は気付いた。もしかして、あの手紙やいたずらも病子が?

「もしかして、お前が俺たちのことをストーカーしていたのか?」

「あっ、よくわかりましたね。流石私の人々です。そうですよ。私がやりました。あの女!なんであんなにやったのに人々と別れなかったのか意味がわかりませんでした。あなたは人々は釣り合わないのに…。人々と釣り合うのは私だけだというのに…。」

こ、こいつ狂ってやがる!あんなことをしておきながら反省の色もないっていうのかよ!

「おい!友はどこにいるんだよ!」

「うちにいますよ。監禁していますがなにか?」

さらりと言った。な、監禁…だって……⁉︎

「大変だったんですよ。監禁するの。あの女縄で縛っても動きまわるから。おかげでこっちはスタンガンまで使うはめになってしまいました。それにしてもあの女の声、耳触りでしたね。なんどもなんども人々助けてとかどうしてこんなことをするのとかああ!思い出しただけで頭が痛くなってきます!もういっそ殺してしまいましょうか」

ふざけんなこいつ。もうこいつは病子じゃない。俺は怒りに任せて思いっきり殴ろうとしたが闇子は華麗によけた。

「くっ、」

「そろそろ眠くなってきたんじゃないんですか?人々。」

なにを言って…くっ!急に眠気が、意識が…遠のいて………

「ふふっ」










9


……俺は…一体…。失われていた意識が徐々に戻ってきた。俺はなんでここにいる?確か病子に……。そうだ!俺は確かコーヒーを飲まされて眠らされたはずだ。でも、なんで?

そこで今さらながら俺は気づいた。手足が動かない。どうやらベットに固定されてるみたいだ。

俺はベットから抜け出そうと手足を激しく動かしたがまったくもってビクともしなかった。そんなことをしていると……病子が部屋の明かりをつけて部屋に入ってきた。

「起きたみたいですね。人々。ゆっくり眠れましたか?」

「ああ、お前の睡眠薬コーヒーのおかげでよく眠れたぜ。」

「そうですか。ここは私の家の地下です。まあなんでこんな部屋があるのか私は知りませんが、助けを呼ぶだけ無駄ですよ。」

病子に皮肉たっぷりで返事をしたつもりだが、笑顔で返されてしまった。

「そうそう、あの女もこの部屋にいますよ。」

「なっ⁉︎」

友もこの部屋にいるのか。さっきは暗くてよく見えなかったが、友は少し離れているが、隣にいたみたいだ。

「友!」

「人々…。」

友は衰弱しきっていたがどうやら生きているようだ。だが、友は俺と同じくベットにしっかり縛り付けられているみたいだ。

くっ!どうやったらこの状況から脱出できる!よく考えろ!だが、無慈悲にも病子はそんな時間さえも与えてくれなかった。

「人々、これが最後の通告です。私の彼氏になりませんか?私だったらこの女よりもあなたを幸せにすることができます。だから、私の彼氏になってください。お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いします。」

「断る。」

「なんでですか!私はこんなにもあなたを想っているのに!」

「テメェは病子じゃねえよ。なんでだよ、俺にはお前がなんでこんなことをするのかまったく理解出来ない!他にも方法なんていくらでもあんだろ!なんで、その他の方法が選べないんだよ!ふざけんなよ!テメェは人間じゃねえよ。人間だったらもっと他の方法考えることができるはずだろ!お前は………悪魔だよ。だから俺はお前の告白を受けることができない。」

「そうですか…。なら、この女を消せば私だけを見てくれますよね?」

「なっ⁉︎」

「そうじゃないですか!あはははははははははこの女がいるから人々はおかしくなってしまったんですよ!だったら、この女を殺せば人々は私だけを見てくれる。私だけを愛してくれる!そうだ、最初からこうすればよかったじゃないですか。」

そう言って病子はポケットから制服のポケットからナイフを取り出した。俺は病子がなにをしようとしているのかすぐに察しがついた。

「テメェ…!まさか、友を殺すつもりか!」

「はい。大丈夫ですよ。この女はしっかり苦しみを与えてから殺しますから。」

そう言い切ると病子は友がいるベットに向かった。そして、病子はベットに縛り付けられている友に向かってナイフを振り上げた。

「やめろ、やめてくれ。」

俺の願いはナイフが振り下ろされると同時に

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

砕け散った。


ザシュ、ブシユ、ドシュ、いやな音が聞こえてくる。病子がナイフを友に刺すたびに鮮血が見えてくる。今この空間を支配しているのは友の悲鳴と病子の笑い声だけだった。だが、やがてその空間の支配も終わった。友の悲鳴はもう、聞こえなくなっていた。

「くそ!ふざけんなよ!テメェ!こんなことをして許されると思ってるのかよ!」

「はい!なぜなら私ですから!許されて当然です!」

なんの躊躇もなくそう答えてきた。もしかして、病子の精神はもうだめなのか?

「そうだ!人々と私が同時にしねばあの世で一生二人きりになれるじゃないですか!」

そう言って病子は俺に向かってナイフを振り上げた。よく俺の体を見ているということは一刺しで殺すつもりなのだろう。それを見たときに俺の頭の中に、走馬灯が流れた。今までの楽しかった思い出、日常、学校生活、そして、二人との、病子と友との思い出。

なんでこうなってしまったのだろう。誰か俺たちがなんでこうなってしまったのか教えてください。それだけが、俺の望みです。

「大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き。人々、あの世でもずっと一緒にいましょうね。」

その言葉を最後に俺の意識はなくなった。



10


これはとある事件の内容である。

某県某所某日、三人の遺体がとある家の地下から発見された。発見者はプライバシーのためふせておくものとする。その遺体は一人の少年と二人の少女のものである。少年の方はナイフでのどを一刺しされ死亡。二人の少女のうち片方の方はナイフで体全体を何度も何度も刺されて死亡。そして、もう片方の少女に関しては少年を抱いたままのどを切って死亡。一人の少年とナイフで体全体を刺された少女の死亡に関してはもう片方の少女によるものである。後日、警察による近辺の事情聴取によると三人の仲とてもよかったと報告を受けている。一応の被害者である少年と少女に関しては恋人同士であり、容疑者である少女に関しては二人を応援するほどの仲であったと言われている。しかし、それだとこの三人の中で一体なにがあったのか。なぜ今回のような、事件になってしまったのか非常に気になるところではある。

最後に容疑者の家から見つかった手紙についてここに記載しておく。以下がその内容である。

『ただ、ずっと一緒にいたかった。幼い頃から好きだった。これからもずっと一緒がよかった。なのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのに。

でも、もう諦めるしかないのかもしれない。あの子はとてもいい子だ。普段から仲良くしている自分が言うのだから間違いない。』

この手紙はなぜかここで終わっており、残りの部分は破られており、発見されていない。この事件、一体なにがあったのか。どうすれば今回のような惨劇を止められたのか。今となってはどうしようもないことなのかもしれない。


終わり





なにを思ったのか初めての作品にヤンデレものをやらせてもらいました。初めて書くとなると結構大変だなぁと思いました。

おそらくこの作品は一般的にライトノベルと呼ばれるものに分類されると思います。自分はヤンデレものが大好きです。ですがヤンデレを書くというというのも大変です。

よくメンヘラと一緒にされる方がいますが、ヤンデレとメンヘラはまったくの別物です。一緒ににしてはいけません!なぜ一緒にしてはいけないのはグーグル先生にでも聞いてみてください。

今回は時間がなく人物の感情を書くことができずに残念でした。なにはともあれこのクソのような文章でヤンデレが分かれば幸いです。

今回はこの辺で筆を置かせてもらいます。

ではまた次に会えるときまで美少女に殺されないように…

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