高階良子さん
そんなわけで、高階良子さん。
そんなわけで、高階良子さん。
「なかよし」時代の初期作品はほぼお友達のおねーさんが買っていたものを遊びに行った時に読んだのがほとんど。自分で買ってなかったしね。
「ガラス墓標」は〜天才科学者な兄(血が繋がってない)が事故で死んだけど、実は脳だけが取り出されて生きていた。それを知った妹(死ぬ数日前に婚約者になってる)が嘆き悲しんでると、兄の助手だった人が「好きだった」とかって言い寄ってくる。それを拒絶してるんだけど。兄の脳が体から解き放たれたことで超能力が目覚めてしまってて実はまだ生きてたのに死んだことにされて脳を取り出されたことや妹に対する助手だった男に対する恨みや辛みで復讐を遂げる話。アンハッピーエンドです。どう転んでも。
短編で面白かったのが、「ホープダイヤは死の匂い」だったかな? タイトルがなぁ。これで初めてホープダイヤの存在を知りました。小学生くらいの頃だね。
高階さんの作品では比較的多いんですが、家族間鬼子が最後ハッピーエンドを迎えるパターン。
たまに、家族間というより村八分の鬼子がアンハッピーを迎えるのがありますが、あれ? 1作品だけ? かもしれないけど、ちょっと確定はできない。「赤い沼」って民俗系のホラー。鬼子母神と後ろの正面だぁれとを足して石榴で雰囲気を持たせた話。石榴が血の臭いで人肉の味〜なんてやりだしたのもこの作品が最初かもしれない? 村の古くのほこらを壊されて、そこに祀られていた鬼子母神が村八分されてた女の子にとりついて、殺人を犯していく話ですね。ラストは、好きになった人に抱きしめられて死にます。
高階さんの作品で初めて知った物体というのに、キルリアン写真なんていうのがありまして。人のオーラを写しとるかなんかな機械で撮った写真。
「暗闇に狐が笑う」だったかなぁ? タイトルは相変わらずあやふやですが。
ホラー? オカルト? と思ってたら、超能力系の話だった。
神社の御神木が倒れかかってきたことで潜在能力が目覚めた主人公が、狐憑きになった〜と思って起きる事件ですかね。
ちょっと優柔不断な恋人が別の女の人に優しくしてたのがショックで〜っていうのも一つの引き金。これ、絶対彼何度もやるよね。浮気じゃないけど。困ったことに主人公の相手役は大抵ハンサムと相場が決まってるのよvv
蛇さんに祟られる話もあるけどね。内容はまぁそういう話だとしか。叔父の愚行で蛇神さまの怒りが一番弱い存在の姪っ子に向かって少しずつ蛇になっていくのを行者が倒してくれる話。
コレクター的な話で、「昆虫の館」っていうのもある。これもある意味孤児院育ちでハーフの嫌われものの鬼子が莫大な財産を相続して、きれいだと思ってしまった少女を自分のものにしようとして〜って話。両方とも女の子。
「地獄でメスが光る」なんていうのは後の作品で秋田書店の「悪魔たちのパラダイス」とかのシリーズに繋がって、結末はミッシィコミックスの短編になる。タイトルは忘れてる。しかもそれもまた、秋田の別の短編シリーズに繋がってたりするんだよね。「精霊の森」だったと思う。作者が、これに出てくるドクターに一方ならぬ感情を持ってるらしいんですよ。確か、後一本、彼の若い時の話があったはず。
医療系のミステリかなぁ。
天才科学者ドクター巌だったかな? が、その醜さで家族で鬼子扱いされてた女の子が自殺したのを拾って、全身整形したのか脳を入れ替えただけなのか、美人に生まれ変わらせて、それを発表しようとするんだけど〜って話。ただし、このドクター少々破滅願望ありっぽくてね。この女の子に心奪われちゃいまして、彼女が死んだ後海に入るんですよね。
秋田書店ともう一つの話は、この後、実は生き延びていて、政財界の人間のために人間牧場を作り臓器を取り出して移植するようになっている。そこが地図にない島パラダイス島という感じで〜。そこに迷い込んだ体の悪い青年が実は、彼の一人息子で、彼のために彼の愛した人間牧場の少女を犠牲にするんですよね。で、「父である自分を殺せるくらい強くなれ」と突き放す。ラストは〜父子心中ですがな。これ。少々邪読みしちゃいましたよ。うん。恋人もできたんだけどねぇ。
ラスト別の出版社から出たのは、この恋人のその後の1話。これは、前作途中で化け物(言葉は悪いが)に改造されて蘇った恋人が元の姿(木ですが)になりつつも彼を求めて版図を広げてる中、いろんな柵を提げた、恋人そっくりの青年がやってきて〜ある意味これも心中エンド。
気分転換で。
樟脳の匂いとかナフタリンのとか嫌いじゃないねぇ。好きかもしれない。あとはドクダミとかvv 金盞花の匂いとか。うん。嫌いじゃないのよ。
最初によんだのが、「なかよし」に掲載されてた「ドクターGの島」か、「ガラスの墓標」か「はるかなるレムリアより」か「タランチュラの口づけ」のどれか。
グロいといえばグロいけど、ロマンティック要素も含まれてることを考えると、「はるかなるレムリアより」か「タランチュラの口づけ」のどっちかだと思う。
「はるかなるレムリアより」は、血は繋がってるのに家族の中の鬼子扱いされてるヒロインが、たった一人の心の拠り所だった幼馴染みの男の子を亡くしてからますます意固地になって家で孤立、学校でも孤立〜ってなってしまった時に、幼なじみが成長したらそうなるかもな青年に出会って、いろんな不可解な現象に巻き込まれて、実は、かつて地下深くにあった、レムリアの女帝だった前世が蘇って〜実際幼なじみだった青年とハッピーエンドな話。
血塗れオカルトファンタジーですかね。好きだったんだよね。
「タランチュラの口づけ」は〜アマゾン奥深くに存在するというタランチュラ一族を求めて〜って感じだったかな? 主人公が男装して探検隊の中に入ってついてゆく。この子が実は、タランチュラ一族の女王になるべき人だって〜彼女を巡っていろんなことが起きる。アマゾンでは、彼女を待ってるタランチュラ一族の王がいて〜彼以外が彼女とキスしたら相手は死んじゃうなんていう設定もある。これ、原作は別の人なんだけどね。結構当時は有名な人だと思う。忘れてるけどね、名前。
この辺、高階良子さんのテイストバッチリって感じ。今もこんな雰囲気あるけどね。ただ、プリンセスだったかのは余計な要素として、指輪とかいろんなアクセサリーが力の媒体になったりするのが微妙なんだよね。
「ドクターGの島」は江戸川乱歩の「孤島の鬼」のリメイクというか換骨奪胎。主人公が女子高生かな。諸戸さんがお医者さん。校医ではなかったはず。主人公が女の子なので、最終的にくっつく相手は男の子。諸戸さんが亡くなって、くっつく子と地上に出て抱きしめ合うかなんかでエンディングだったと思うんだ。掲載誌が「なかよし」だったので、原作の諸戸さんと主人公の危うい雰囲気はほんとある種ギリギリで強烈な執着で苦悩にとどまってますが。個人的には、好きな話だけど〜やっぱり諸戸さんが死ぬのは如何ともし難い。好きなタイプなんだよね。長髪なのはちょっと〜ですが。
高階さんは結構江戸川乱歩の換骨奪胎してるのですが。「真珠色の仮面」なんか原作なんだろうかわからんのよ。「真珠郎」だったような記憶があるけど、原作と似ても似つかんし。
「血塗れ観音」なんかも江戸川乱歩さんだね。タイトルが〜ちょっと思い出せないんだけど、人面瘡が出てくる話。
どれも掲載誌が「なかよし」なのでそこは〜ね。
結構長いこと「なかよし」でミステリやらホラーやら書かれてましたが。好きだったので、コミックスで追いかけてましたね。
「真珠郎」横溝さんでしたよね。これ。と、ちょっとググってみたら「仮面劇場」だった。あれ? これは原作読んだことないなぁ。
後、「血塗れ観音」外連味が江戸川乱歩っぽいんですが、もしかして〜横溝さん? 確認したら横溝さんだった。あら。こっちは原作読んでないんですよね〜。なんとなく原作じゃヒロインが少女じゃないだろうなぁと思って手が出ないvv
歳取りましたけど、漫画とか主人公は少女がいいなぁ。少年もいいですけどねvv 15〜17くらいがベストだね。
「血と薔薇の悪魔」が江戸川乱歩でしたね。「パノラマ島奇談」の換骨奪胎。「黒蜥蜴」も換骨奪胎してたね。けど、あまりこれは覚えてないなぁ。
後〜、確か、サドの換骨奪胎もあった気がする。タイトルは忘れてるんだけど。
「タランチュラの口づけ」なんとなく牛次郎さんだと思ってたら、佐山哲郎さんでしたね。「コクリコ坂」のひとみたい。
んでまぁ、学園ミステリーのはしりといえばはしりかもしれないシリーズ数作も「なかよし」で発表されてますね。何作が「なかよし」だったっけ?
「ピアノソナタ殺人事件」とか「修学旅行殺人事件」「交換日記殺人事件」「理科室殺人事件」あたりかなぁ。この辺でしっかり覚えてるのは「ピアノソナタ〜」かな。あとは、ごっちゃになってる気がする。
本家から疎まれてる分家の一人娘は本家の娘に精神的にいじめられてるというか隷属させられてるというか、自分をよく見せるために利用してるんだけど、その本家のお嬢様が殺されて、彼女が犯人では? と疑われつつも健気に学校に通い続ける彼女を、学校の生徒会長(もちろん、ハンサムで人気者)が助けることができるか? と悩みつつ助ける話といえばいいのだろうか。ちゃんとミステリになってるんですけどね、わたしの理解はこの辺なのよ。ハッピーエンドです。
「殺人事件」シリーズは基本的にはハッピーエンドっぽいんですが、報われないのも1作あった気がする。多分「交換日記殺人事件」だったと思うんだ。
まぁ、「なかよし」の読者層に合わなくなりつつあるよね〜と思わなくもないけど、それでもまだここで書いてたのだから人気あったんだろうなぁと思う。
ホラー系もまだあるしね。ホラーとファンタジーと民話とが混ざった感じの「死の狩人」とか。
意外なところで、「赤い迷路」だったかな? ミステリなんだけど、微妙にハードボイルドかな? あくまでうっすらバックグラウンドがハードボイルドなんだけどね。メインはミステリ。
殺されかけて記憶喪失になったヒロインが、自分の家に帰ってきたら、どうやら家族が入れ替わってるか乗っ取られてるかなんかで〜って話だったような気がするんだけど。
個人的には秋田書店のプリンセスとかボニータで書いてた民俗系のオカルトものの方が好きなのかもしれないけどね。
「幻のビルカバンバ」とその続編の「インカ幻帝国」とか。これ、「幻の〜」の方は滾りましたよ。短編だったんだけどね。続編でちょっとううん〜とはなりましたが。
高階さんの有名どころといえば「マジシャン」シリーズですかね。二十何巻くらい出てたはず。これも初期の短編で終わってた話が一番好きですね。十年くらい経ってからシリーズ化して話が広がってったんだよねぇ。で、「新マジシャン」全8巻で終わったけど〜あのラストは喧々諤々だった記憶がある気がする。
ちなみにこれも、ミステリです。
同居なのか同棲なのか、よくわからん男女のカップル(カップルなんだよ。共依存だよなぁとは思う。歳の差もあるよなあれ)の営む(女の子が店主、出資者は元ラスベガスで有名なマジシャンだった同居人)手品のお店に持ち込まれる(というか、女の子が巻き込まれるのがほとんど)事件を彼(基本クール、女の子以外には興味がないけど、マジシャン辞めてるので暇人)が解決するパターン。
個人的にはオカルト系の「ダークネス・サイコ」5巻くらいだったかな? とかの方が好きなんだけどね。
「アドニスの憂鬱な日々」やら「マンドラゴラ」も好きだなぁ。ただ「アドニス〜」は、コメディタッチを入れようとして少々無理がたたってる気がする。高階さんの絵的に、あまりコメディは似合わないんだよねぇ。個人的感想ですが。
短編で「樹霊の窓」樹齢? っていうのがあるのですが、個人的には、これが一番好き。
心臓の悪い拾われ子の女の子が、幼い頃に見た光景を忘れられずに生活してるんだけど(家族仲は上々です)、自分が拾われた木のところにいるのが好きで、そこで会う人間じゃない男性にほのかな思いを抱いてる。かつて見た光景で、その男性(木の精だろうと思ってる)が誰かきれいな女の人と抱擁するっていうその切ないシーンを忘れられずにいるため、自分じゃこの人の慰めにはならないよねと諦めてる恋心。そうこうするうちにその木を切るって話が出て、女の人を探してあげようと、自分の心臓を顧みずに町を歩き回る。見つからないから〜少しでも自分が彼女に似ていたらなんて自分でお化粧をしてみるけどしたことないので変になる、それを見た育ての母親が彼女のメイクを手伝ってあげて鏡を見たら、かつての光景の女性は自分だ! って。ああ、あれは過去の光景じゃなくて未来の光景だったんだ、だったら〜って母親に別れを告げる彼女。そうして、木の精と抱き合って。いなくなった彼女を探す家族が見つけたのは、切り倒された木の中から出てきた彼女の髪飾りだけだった。って話なんですけどね。説明下手だけどね。切なかったのよ。こういうの好きだなぁ。うん。
個人の伝記漫画で絶筆なのかな? 細かく書こうとしてるのでコマ割り小さくて読みにくくて一巻で挫折。母親嫌いよねこのひとと思っていたんですが生い立ち読んで納得。




