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詩歌集2

くらやみくらくら




 くらやみを


 さまよう


 ふらふらと


 こどくに


 くらやみを


 さまよう


 くらやみは


 こわくて


 くらやみは


 さみしくて


 くらやみは


 くるしくて


 なきさけびたく


 なる


 くらやみを


 てさぐりで


 あるく


 ひとり


 おろおろと


 さまよう


 あっ!


 なにかに


 つまずいた


 いたい


 ひざが


 じんじんする


 けがしてるかも


 しれない


 ちがでてるかも


 しれない


 けど


 まっくらだから


 わからない


 しらんふり


 また


 くらやみを


 あるく


 ひざがじんじんする


 だんだん


 ひざのいたみが


 ましてきたきがする


 けど


 まっくらだから


 わからない


 しらんふり


 だんだん


 だンだん


 ダンだん


 ダンダン


 ひざのいたみが


 つよくなってきた


 けど


 みえないから


 しらんふり


 しらんふり


 しらんふり


 しらンふリ


 シらんフリ


 シランフリ……


 めまいが……してきた


 ひざがイタイ


 なんか


 ちなまぐさい


 ひざが


 なまあたたかい


 ぬれてるかんじがする


 くらくら


 まっくら


 きずがあるかもしれない


 けど


 くらいから


 くらいのをいいわけに


 ほんとうはきずがあることに


 きづいてるけど


 しりたくないから


 きずついてるなんて


 きづきたくないから


 しらんふり


 シランフリ……して


 くらくら


 くらクら


 クらクら


 クラクラ


 たおれ…………─────

















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― 新着の感想 ―
[良い点] もしも、この詩に〝救い〟を置くとしたら、タクトさんは何を置く? 暗闇の箱庭──。 血だらけで、誰にも気づかれずに倒れたタクトさん。 そこに居る〝何か〟と〝誰か〟。 物語は、この詩にもあって…
[一言] ヾ(u_u、)
[一言] …ばんそうこう、いる?あげますね。 ヽ(。・_・)ノ⊂囲⊃ そんなときは、甘いものを食べて気を取り直しましょうよ。
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