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私達の(非)日常  作者:
一章 たぶん日常
8/8

8 ある日のこと4

それから、よく使っていた応接間に通され、田中君たちの怪我の治療が終わるまで色々な話をした。


私が死んだあとティアラはどう過ごしていたのか。私達がどうしてこの世界に来ることができたのか。

何度も泣きそうになっては凛人にハンカチを渡されたことか。

ティアラにももう大きくなった息子がいるのよねえ。今12歳だったかな? 今日はティアラの旦那と一緒に隣国へ帰省しているらしいのでいない。私達にとっては孫とも呼べる存在だ。是非とも会いたかったが、。こればかりは仕方ない。


しかし時間の経過は早く、治療が全員分終わりもう動けるようになったらしい。名残惜しいけど、これ以上遅くなると日本でもっと大変な騒ぎになってしまう。



「お母様、お父様、どうかお元気で」


「ええ、ティアラもね」


「あと黒もちゃんと取り締まっておけよ」


「はい!!」



名残惜しいがこれ以上はいられないと皆のいる場所へ向かう。










「それじゃあ、帰るよ」


皆制服も綺麗になっていて、どこからどう見てもたぶん来たときと同じだろう。


「なあ、凛人達はどういう関係なんだ? てかどうして俺たちを助けることができた?」


「クラスメイトでも知らないことは沢山あるのね。是非帰ったら詳しく皆と話したいものだ」


皆それぞれに喋っているが、あえてなにも返事をしない。それにどうせ日本へ戻ったら神様に記憶消してもらうしね。ずっと残っててもって感じだしね。

でもそれでも結構私達へのみんなのからみが多い。なんだ? お城に行ったからテンションハイになってるのか? それか転移したこと? まあだって転移に関しては本当に運がなったらそういうめぐり合わせは記憶は向こうにつくと同時に消してしもらうようにさっき神様に頼んだ。


久しぶりに楽しかったな。凛人もどこかここに来る前よりも嬉しそうな顔になってる。



ふう。集中しなければ。

凛人と手を繋ぎ、目を閉じて息を整える。




「「開」」






◇◇◇


あれからは忙しかった。

行方不明者達が急に教室に現れ、挙句の果てには皆どこにいたのかも覚えてないと口をそろえれいったために、警察たちはどうしたらいいのかわからずあたふたしてた。

その場には親や先生たちもいて、泣いて無事を喜んでいた。



まあ一段落と言っていいのかな。


「私達も疲れたし、帰ろうか」


「今日は肉じゃががいい」


「はいはい」


両親もいない私達は、気づかれぬようそっとこの場を離れようとしたときだ。


「おい、凛人、神楽さん」


田中君に呼び止められた。

田中君はお母さんが迎えに来ていたらしく、向こうの方で待っている。


「凛人達は、、何者なんだ? 皆お前たちどころかあの世界に行ったことも忘れているし。夢だったのかと思ったけどそれにしてはリアルすぎたから……」


?!?!


なんですとー!!

ちょっと神様!! 田中君、ちゃっかり覚えてるんですが!? 


えーと、、と同説明したらいいかわからない私に変わって凛人が説明してくれた。


「だからつまり、そういうことだ」


説明になってないけど。


「「逃げよう(るぞ)!!」」


同じことを考えていたみたいで、同時に走り出す。「あ、ちょ、まてっ!!」と後ろで何か言っている田中君のことは今は無視だ!!




この日から、度々神様の不注意で空間の捻じれが多くなったが、後始末や、私達の手伝いを田中君がやってくれるようになった。


とりあえず一章終了。


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