【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺はオスカーとリヒター隊長のもとへ向かった。
事前に教えてもらっていた住所は、二階建ての立派な家だ。帝国軍の独身寮を出た二人が、先日購入した新居らしい。
「ここか……」
ドアをノックしようとした瞬間――
「やあブラザー! 元気かい?」
ドアが開き、オスカーが笑顔で出迎えてくれた。
「なんで俺が来るってわかってたんだ?」
「隊長から連絡を受けてたからねっ」
……マリク隊長が事前に話を通してくれていたようだ。ありがたい。
「さぁさぁ入ってくれたまえ! ていうか、もっと気軽に遊びに来てくれてもいいんだよ?」
「いや……新婚の二人を邪魔しちゃ悪いかなってな」
「邪魔なんてとんでもない。君はボクの超親友なのだからね!」
魔蟲王との戦いを経て、俺たちの絆は確かに深まっていた。
……もっとも、俺は人前で「親友」なんて堂々と言うのは気恥ずかしいが。
「君もボクを親友って呼んでいいんだよ?」
「オスカー。そういうのは強要するものじゃないよ」
苦笑しながらリヒター隊長が近づいてくる。
「隊長、お邪魔してます」
「うん。ヒサシブリだね、ガンマ」
ひらひらと手を振る隊長。
妊娠していると聞いていたが、お腹はまだ大きくはなっていない。
……いや、よく見ると少しだけ膨らんでいるようにも見える。
「赤ちゃんは順調に育っているようですね。なによりです」
「目の良い君がそう言うんだから、間違いないね」
【☆★おしらせ★☆】
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