【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
魔蟲王との激戦から、しばらくたったある日のこと。
俺――ガンマ・スナイプは、メイベルと同棲していた。
……そう、長く、同棲していた。けれど――
「はぁ……」
場所は帝都。胡桃隊の詰め所。
「どしたーガンマ~?」
うちの部隊の隊長、マリクが声をかけてくる。
ただの喋るリスにしか見えないが、実は超高性能の魔道具。本体は別にあるらしい。
マリク隊長は、ぷかぷかと葉巻をくわえ、机の上で煙を吐いていた。
「隊長、禁煙ですよ」
最近の帝都じゃ、室内喫煙は控えるようにって風潮になってる。
「あーやだやだ。喫煙者は肩身が狭いぜ……んで?」
気づけば、マリク隊長がぴょんっと俺の肩に乗っていた。
「どうしたよ、おっさんに話してみ? 金は貸せねぇが」
「金の話じゃなくて……メイベルのことなんですけど」
「おっ、ついに結婚決めたか?」
……俺はメイベルと付き合って、もう結構経つ。
だけど、まだ結婚って話にはなっていない。
「したいんですけど……タイミングとか、やり方とか、よく分からなくて」
「んなもん、“俺の子を孕め!”これよ」
……聞く相手、間違えたかもしれない。
「おいおい、ガンマ。冗談だってばよ」
「だいたい、独り身のおっさんに聞くより、この前結婚したオスカーにでも聞いた方が早いって」
「……それは、そうですね」
先日、俺の部隊の同僚・オスカーが結婚した。
相手は、リヒター隊長。
今は二人とも育休に入ってる。
帝都じゃ、男も育休を取れる。奥さんを支えるために、しっかりと休みをもらえるのだ。
「よし、ガンマ。おまえ今から、ちょっとオスカーんとこ顔出してこい」
「え、いや、今仕事中――」
「わーってる。これは任務だ」
「育休中の我が隊員が元気かどうか、様子を見に行くミッション。な?」
「隊長……」
……どうやら、気を遣ってくれたらしい。
「ありがとうございます」
「おうよ、いってらっしゃい」
【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】
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タイトルは、
『現代最弱の退魔士、異世界を行き来できるようになり、最強唯一の魔法使いとなって無双する〜霊力のない無能は要らぬと実家を追放された俺、異世界で魔法を習得し現代に戻る。今更土下座されても戻りません』
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