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227/242

227.役割



 襲いかかる蟲の群れ。

 オスカーたち胡桃隊は死力を尽くして時間を稼ぐ。


 彼らは信じているのだ。

 ガンマが全て片を付けてくれると。


 ……ガンマ。変わった男だ。

 銃が台頭してきたこの現代において、弓なんていう古い武器を好んで使っていた。


 でも、彼は強かった。

 彼に倒せない敵はいなかった。


 旧式の武器で、自分たちが勝てないような魔蟲、魔蟲族たちを次々と葬り去っていった。

 ……彼が来て、この世界の情勢は変わった。

 魔蟲は倒せない脅威ではなくなった。


 狩人が、魔蟲を狩ってくれたおかげで、魔蟲に対する知識、対抗手段も増えた。


 狩人が世界を変えた瞬間だった。


「はあ……はあ……」


 いつしか、オスカー達は肩で息をしていた。

 いくら攻撃をしても敵が倒れることはない。

 相手は無限の体力を持つ一方で、こちらは人間、体力には限りがある。


 オスカーだけではない。

 リフィルたちも、そして一般兵士たちももう限界だった。


「みんな! もうちょっとだ! もう少しで我が兄弟が来る! それまで持ちこたえるのだ!」


 オスカーは弾丸がつきた銃をすて、エア・バードで特攻する。

 虫の群れが街の結界に襲いかかっていたのだ。


 オスカーは途中でジャンプし、エア・バードに虫たちの中にツッコませる。


 大爆発を起こし、虫たちはそれでかなりの数消えた。


 オスカーは地面にたたきつけられる。


「は……ここまでか……」


 オスカーは大の字になってにやりと笑う。

 それは、諦めたものの目ではなかった。


 ジュオ……!

 蟲の群れが一瞬で蒸発したのだ。


「さ、ヒーローのお出ましだ」

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