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214/242

214.支配者の目

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。




 魔蟲王が怒り狂って攻撃を放ってきた。

 時を止めて突進攻撃をしかけようとしてる。

 だが……。

 ドガンッ……!


「がっ……!」


 魔蟲王が俺の矢を顔面に受けて時止めが解除された。

 そのすきに、フェリサが滑り込んで、魔蟲王の胴体に斧で攻撃する。


「ぎゃぁあああああああああああああああああああ!」


 続いて俺は左を指さしておく。

 その上で狙撃を行う。


「くらうかぁ……!」


 時を止めて俺の狙撃を回避しようとする。

 だが、無駄だ。

 

 ぎゅぅん! と矢が曲がって、やつが時を止める前に、やつの脳天に矢がぶつかる。


「が! ぎゃっ!」


 そして俺の攻撃が当たると同時に、リヒター隊長の狙撃が当たった。


「くそくそ! どうなってる!? なぜこちらの攻撃が当たらず、奴らの攻撃だけがあたるのだぁ……!」


 ……簡単な理屈だ。

 俺が、魔蟲王の動きをすべて読んでいるからだ。


 魔蟲王は所詮、時止め能力を使おうとしないと、使えない。

 ならば、使おうとした瞬間に攻撃をすれば、相手は攻撃できなくなる。


 後は簡単だ。

 やつの時止めを俺が防ぎ、そのすきに味方に殴ってもらう。


 俺の最大の強みは、目にも留まらない超高速の狙撃。

 威力を捨て、早さに特化する。そしてサポートに徹する。


 これが……軍人ガンマ・スナイプの戦い。

 人間の戦い方だ。


「くそがぁあああああああああ!」


 魔蟲王が翼を広げて、飛び上がろうとする。

 遠距離からこちらを攻撃しようとするのだろう。


「バカだな、おまえ」


 その動きはすでに読んでいる。

 上空めがけて、俺は矢を放つ。


 広げた翼のよく膜を貫く。

 ぐらり、と魔蟲王の体制が崩れる。


 壁を蹴って、フェリサが魔蟲王の上をとる。

狩人おれ相手に、上に逃げるなんて。愚策もいいところだ」


 飛んでいる獲物を撃ち落とすなんて、狩人にとっては朝飯前のことだ。

 フェリサは両手の斧を振り上げ、魔蟲王の翼を根元から切断する。


「ぎゃぁあああああああああああああ!」


 ぐしゃり、と魔蟲王が地面にたたきつけられる。

 俺の目の前で、倒れ伏している魔蟲王。


 俺は彼に……虫けらでも見るような目を向ける。


「魔蟲王。おまえは……もうおわりだ。俺がたち居る限り、この世界の支配者になることはできない」

【★大切なお知らせ】


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