213.敗因
俺は狩人として、魔蟲王を狩ることにした。
『調子に乗るなよぉ!』
魔蟲王がまたも時間を止めようとする。
バツン……!
『なにぃ!?』
魔蟲王の頭部が吹っ飛ばされる。が、やつもさすがというべきか、頭を瞬時に再生させやがった。
そして距離を取ろうとする。
ばつん!
『翅が……! くそ!』
やつが転がりながら距離を取ろうとする。
が、駄目。
俺は魔法矢で凍らせ、動けなくする。
そして竜の矢をたたき込む。
『どうなってる……!? どうして、この私がおまえごときに翻弄されているのだぁ!』
なるほど、こいつは自分の弱さを理解してないようだ。
俺は……教えてやることにした。教えるだけの余裕が俺にはあったから。
「それはおまえが、所詮人間だからだ」
【★大切なお知らせ★】
新作
『虐げられてた片田舎の治癒師、自由気ままに生きる〜辺境の村で奴隷のようにこき使われてた私、助けた聖獣とともに村を出る。私が居なくなって大変お困りのようですが、知りません』
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