202.戦闘開始
【※読者の皆様へ】
今回のあとがきは、
「全ての読者様」にお読みいただきたいです!
1分も掛からないので、最後まで目を通してくだると幸いです。
魔蟲王はこちらのDND情報から、能力をコピーすることが判明した。
魔蟲の能力、そして、俺たち胡桃隊の能力まで、コピーしてる……。
だがやることは変わらない。
俺は害虫を駆除するだけだ。
「各員散開!」
リヒター隊長が指示を出す。
どうやら切り替えたようだ。相手はジョージ・ジョカリ……実の兄では無く、世界に破滅をもたらす最悪の魔蟲王だと。
「フェリサ君、君は相手の翅を狙ってくれ! 制空権を取られるとやっかいだ!」
フェリサがうなずいて、手斧を持って走る。
「リコリスくんは足場を作ってあげてくれ!」
『わかったでー!』
妖精のリコリスが魔法を使う。
精霊の魔法は人間のより早く、威力、規模も桁違いだ。
だが、リヒター隊長がリコリスに命じたのは補助。
「ガンマ君は遊撃!」
「了解」
フェリサが翅を切るのを、サポートしろということだ。
現状、あいつの動きを目で追えるのは俺だけだろうしな。
「星の矢!」
無数に分裂する魔法矢を放つ。
だが……。
魔蟲王はそれをすべて、よけた。
俺の目を持っているんだから、それくらい出来てもおかしくない。
が、甘いな。
それは……動かすための星の矢だ。
「む? 壁際までおいこまれた?」
わざとそうなるように、誘導したのだ。別に当てることが目的じゃ無かったのである。
リヒター隊長がバズーカを放つ。
べちゃっ!
「これは……接着剤かい?」
バズーカから放たれたのは、特殊な粘性を持ったポーション。
外気に触れた瞬間、相手を動けなくするものだ。
「フェリサ!」
「…………!」
リコリスが石柱をはやし、それをフェリサが足場にして、魔蟲王に接近。
彼女は両手の斧で、動けなくなった魔蟲王の翅を切断……。
がきぃいいん!
「おしいね。だが私は言っただろう? 私には、すべてのデータが詰まっていると」
魔蟲王の翅が、黒く変色していた。
あれは……剛剣のヴィクターの鎧。体の性質を変化させたのか。
魔蟲王の腕が、ヴィクターの大剣へと変化。
がら空きのフェリサの腹部めがけて剣を振る。
がきぃいん!
「あいからわず、精密な射撃だ。ほれぼれするよ」
フェリサの真横ギリギリを通るような、射撃。
俺の放った矢は敵の剣をはじいたのだ。
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