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191/242

191.まだ終わらんよ

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 オスカーたちBチームは、地下に捕らわれた人たちを救出にむかっている。

 人面樹トレントと化したリューウェンに、軍医リフィルが取り込まれてしまった……かに思われた。


 しゅうううううう……。


「枝が、しおれていくよ!」

「リフィルのやつが何かやったんだな」


 オスカーたちを苦しめていた、人面樹トレントの枝が急速枯れていく。


 やがて、人面樹トレントの幹から、悪魔の翼を生やしたリフィルが出てきた。

「先生! 無事だったんですね!」

「ええ、大丈夫よオスカーちゃん」


 すたっ、とリフィルが着地する。

 胡桃くるみ隊の面々が彼女に近寄る。


「無事で良かったです! でも……何をしたのです?」

人面樹トレントに治癒魔法をかけ続けたのよ」


「治癒……? そんなことしたら治ってしまうのでは?」


 だが、そう言ってオスカーは気づく。

 しおれた樹木……。


「まさか、成長しすぎて、樹が枯れたってことですか?」

「そのとおり。樹木の成長速度は脅威よ。でも、樹も人間とおなじで、成長しすぎると枯れ木になる」


 リフィルは治癒魔法で人面樹トレントの細胞を活性化させつづけた。

 樹木の細胞は成長し続け、やがて、枯れた……という次第らしい。


「ナイスだぜ、リフィル。よしこれで先に……」

「! 気を抜くな貴様ら! 見ろ!」


 アイリス隊長が叫ぶ。

 地面のあちこちから、人面樹トレントが何本も生えてきたのだ。


「信じられないわ……人面樹トレントは倒したのに、どうして……?」

「ああくそ! やりやがった! やつめ……接ぎ木をしてやがった!」


 接ぎ木……?

 オスカーが首をかしげると、リフィルが額に汗を垂らしながら言う。


「しまったわ。やられる寸前、自分の木の枝を分離してたのね。そこから、新しい樹木を生やした……」


 厄介な相手だ。

 倒したとと思ったら、すぐに別の樹を生やすとは。


 敵の繁殖力の恐ろしさに、思わず全員が息をのむ。

 果たして勝てるのだろうか……と不安が頭をよぎるも、オスカーは武器を構える。


 友との約束を、果たす。

 その思いが、彼に前を向かせていた。

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『カバンの勇者の異世界放浪旅~ハズレ勇者と王城から追放され、奈落に落とされた。でも実はカバンは何でも吸収できるし、異世界から何でも取り寄せられるチート武器だった。今更土下座されても戻る気はない』


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